マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

内閣支持率の低下傾向に思う

2021-07-19 16:37:31 | 政治
毎週、週明けには報道各社の様々な世論調査結果が公表されるが内閣支持率もその1つである。
案の定、本日発表分の内閣支持率は(各社によって数値は異なるが)全て前週に比較して低下傾向だ。
記者会見の席で官房長官は例によって「一喜一憂しない」を繰り返すが気にしないわけはなかろう。(笑)
ところで支持率低下の理由だがマスメディアは「コロナワクチン供給体制の混乱」をその主因に挙げていたが本当にそうだろうか。
確かに「もっと早い接種体制を作れ」とハッパをかけられた挙句ワクチン供給を急に絞るなんて言われたら現場は混乱するかもしれない。
政府はもう少し前広に且つ緻密に供給スケジュールを提示するべきだったが不慣れなことが多すぎてついつい雑な対応になってしまったのだろう。
それよりも大きな政府の失態は東京五輪の強行開催姿勢にあるのではないか。
首相は事あるごとに「安心安全な大会の運営」を繰り返すが昨今の関係者内部の感染状況を鑑みるにとても実践できているとは言い難い。
その後どんな事後措置を講じているかもよく分からない。
五輪組織委は定期的に記者会見を開いて国民の理解を得る努力が必要である。
そうそう、話は変わるがコロナ禍対応の最中で起きた酒販業界、飲食店業界への圧力強化も気になっている。
首相は当初「関係閣僚会議で言及はあったが議論はしていない」と逃げていたが簡単にスルーしたこと自体大きな問題であろう。
こういう問題は後で修正や撤回が効かないので普段から鋭敏なセンスを磨いていく以外道はない。
政府はワクチン接種に頼るだけでなく新たなコロナ禍対策の柱が必要になってきているように思う。

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