マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

緊迫するアフガン情勢に思う

2021-08-30 12:14:12 | 国際問題
タリバンが求めた8月末日という出国期限が近づく中でアフガン情勢が緊迫している。
混乱に輪をかけたのはイスラム国一派の空港周辺自爆テロだった。
このテロが主に米国人が滞在していたホテルだっただけに米国大統領の怒りは尋常ではなかった。
珍しく語気を荒げて報復を宣言した。
間もなく米国の無人攻撃機がイスラム国のテロ首謀者を含む2名を殺害したとのニュースがあった。
先ごろの自爆テロで米国は軍関係者13人を失っているのでとても気が済むレベルではないのだがここで自重しなければまさに報復合戦が続くだけになる。
米国は軍用トラックの爆破など対物攻撃も行っているので対人攻撃はこの辺りで矛を収めてもらいたいものだ。
心配なのは日本の撤収作戦の遅れだ。
先日も自衛隊輸送機や政府専用機が現地(といってもアフガンの首都カブールではなく隣国パキスタンのイスラマバードのようだが)に向かったが未だ現地の日本人や大使館等に勤務していた現地人スタッフが帰還したという知らせにはお目にかかっていない。
誰が責任者としてタリバン等と交渉しているのか。
期限とされる明日までにすべての撤収行動が完遂できる目途はあるのだろうか・・・。
国際問題になると途端に日本の存在感は希薄になるのだねぇ。
コメント
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