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「『体の健康』『心の健康』の絶対条件! 腸内細菌が喜ぶ生き方」城谷昌彦著 ”腸内細菌と心身の関係”

2020-03-23 08:44:18 | 本の紹介
・「腸脳相関」
脳と腸が密接に関係しており、お互いに情報のやり取りをしながら私たちの体の恒常性を保っているという概念です。

・腸内細菌が自らドーパミンやセロトニンの前駆体を直接作り出したり、あるいは腸に分布する「腸クロム親和性細胞」と呼ばれる細胞に働きかけてドーパミンやセロトニンの産生を促していることがわかりました。

・腸内細菌には非常に多彩な役割があります。
1. 代謝を司る
1) 糖の代謝
2) 脂質の代謝
3) 食物繊維の分解
2. 面鋭気力を司る
1) 白血球への指令など
2) 他の有害細菌等を排除
3) 粘膜バリアを形成
3. 腸と各臓器間の通信を行う
1) 脳腸相関
2) 腸腎相関
3) 膵臓でのインスリン分泌
4. 有用物質の産生
1) 短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)
2) エクオール
3) 神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン)
4) ビタミン(ビタミンB2、B5、B12、A、K、葉酸、パントテン酸、ビオチンなど)
5) 生体内水素

・あなたの不安は、脳からではなく腸からくるものかもしれない
 活発マウス2匹、臆病マウス2匹を用意します。活発化臆病かは、マウスを高さ5cmの台に乗せて、すぐに飛び降りられるか、怖がって飛び降りられないかを検証します。4匹には次のような組み合わせで便を移植します。
A;活発マウス + 活発フローラ
B;活発マウス + 臆病フローラ
C;臆病マウス + 活発フローラ
D;臆病マウス + 臆病フローラ
(活発フローラ;活発マウスから採取した腸内フローラ、臆病フローラ;臆病マウスから採取した腸内フローラ)
AとDには変化は見られませんでした。興味深いのはBとCです。Bはさっきまで平気で台から飛び降りていたマウスが急に怖がり出して、なかなか降りられなくなってしまいました。逆にCはあんなにおどおどしていたのがいきなり台から飛び降りました。

・「プレボテラ属」という腸内細菌が広く分布している被験者が7名いました。
彼女たちは「不安」や「苦悩」などのネガティブ感情を強く感じることがわかりました。一方、残りの33名の腸内フローラには「バクテロイデス属」という細菌が広く分布していました。彼女たちは、ネガティブな画像を見せられても、それほど感情に変化は見られませんでした。

・善玉菌、日和見菌、悪玉菌は敵ではなくて、本当はチームメイト
割合は「2:7:1」が理想とされています。
悪玉の代表とされる大腸菌も、健康には欠かせないビタミン(K)を合成する働きがあります。また、外から病原菌が入ってくると、悪玉と呼ばれる菌たちが束になって、病原菌を追い出します。

・腸内細菌が喜ぶ食べ物
ま⇒豆類(煮豆、豆腐、納豆など)
ご⇒ごま(ごま、ナッツ)
は⇒発酵食品(ぬか漬けなどの漬け物、キムチ、味噌、お酢、梅干しなど)
や⇒野菜や果物(できれば自然栽培のもの、旬なもの、新鮮なもの)
さ⇒魚(小型の魚、できれば大型魚は避ける)
し⇒しいたけ(きのこ類全般)
い⇒芋類(できれば自然栽培のもの)
わ⇒わかめ(海藻類)

・腸内細菌との関連があるとされる疾患には次のようなものがあります。
糖尿病、HIV、がん、肝疾患、自己免疫疾患、炎症性腸疾患、慢性心疾患、腎臓病、睡眠障害、肥満、自閉症、慢性疲労症候群

・腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)はさまざまな病気を呼ぶ
腸に炎症が起こり腸漏れ症候群の状態になると、タイトジャンクションが緩くなり、腸内細菌そのものや腸内細菌が出す毒素、食事のなかに含まれる有毒物質などが、腸壁を容易に素通りし、粘膜下の血管内に入り込みます。これが全身を巡り、各臓器で炎症を起こすことになります。

・腸内フローラ検査

・長寿の人たちの生物学的特徴がわかってきました。
1) 体内の慢性炎症が少ない
2) 適度に体を動かす習慣がある
3) 「生きがい」を持っている。人の「役に立っている」という満足感が高い

・骨だしスープ(ボーンブロス)には腸を整えるすごい力がある

・サイモント療法

・「奇跡的治療とはなにか」バーニー・シーゲル博士
「言葉で癒す外科医」と呼ばれています。

・大切なことは、病気が治ることばかりに焦点を当てるのではなく、病気から何を学び、どう成長していくかが大切なのだということに気づくことです。

・健康を取り戻すために必要な3要素
1) 腸内細菌
2) ミトコンドリア(エネルギー工場;ビタミン、ミネラルなどの栄養素)
3) 心のあり方

・腸内プログラム「4R」におけるキーワード
Remove(除去);除去すべきもの;小麦、乳製品、精製された糖質、質の悪い油、食品添加物、遺伝子組み換え食品、農薬、人工甘味料、有害金属(歯科充填物、大型魚、カンジダ

Replant(植菌);発酵食品、動物との触れ合い、庭いじり、有機農作物、海水浴、森林浴、地元産の蜂蜜、地産地消、豆乳ヨーグルト、プロバイオティクス

Repair(修復);ボーンブロス、有機農産物、発酵野菜、発酵飲料、高繊維食品、消化酵素、L-グルタミン、アダプトゲン、コラーゲン、レモン水、梅干、お酢、天然塩

Release(解放);マッサージ、アロマセラピー、ストレッチ、Mg入り入浴剤、森林浴、高強度インターバルトレーニング、瞑想、ヨガ、ハーブ、気分を高める読書、心理カウンセリング、箱庭療法、EMDR、ホログラフィートークなど

・腸内フローラル移植

感想
乳酸菌/ビフィズス菌などが、アレルギーによいなどと言われています。
これなども腸内細菌の働きなのでしょう。

新型コロナウイルスに納豆がよいとのことで納豆が売れているとか。
根拠データはこれからだと思いますが、これらも腸内細菌の働きを期待してなのでしょう。

胃を2/3切除して便秘と下痢をくり返すようになり、そして痔も。
1年ほどいろいろ大変でしたが、ヨーグルトを1カップ/1日食べることで便秘と下痢をほぼ防ぐことが出来るようになりました。
そして実感したのは便通がいいと体調もよいということです。
なによりも、食べるものと食べる時間に気を使うようになったのも健康に貢献していると思います。

この本でなるほどと思ったのは下記です。
善玉菌、日和見菌、悪玉菌は敵ではなくて、本当はチームメイト
割合は「2:7:1」が理想
普通、悪玉菌はダメと思うのですが、悪玉菌がいることも必要とのこと。
特に悪玉菌が病原菌を追い出す働きを持っているのは、面白いと思いました。

「大切なことは、病気が治ることばかりに焦点を当てるのではなく、病気から何を学び、どう成長していくかが大切なのだということに気づくことです。」
病気とどう上手く付き合うかなのでしょう。
それには腸内細菌のことを考えた実践も大切だと思いました。
納豆は食べないので、ヨーグルト、ヤクルト、キムチを摂ることで腸内細菌が良いように思っています。

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