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長崎の被爆者、首相に「どこの国の総理か」 核禁条約で ”伝える被爆者がいなくなる”

2017-08-13 10:13:48 | 社会
http://digital.asahi.com/articles/ASK885H4QK88TIPE029.html?rm=356 朝日新聞デジタル 田部愛、久保田侑暉、岡田将平2017年8月9日

 長崎では9日、核兵器禁止条約の交渉にすら参加しない政府の姿勢に「理解できない」「極めて残念」と批判が相次いだ。安倍晋三首相は「(条約に)署名、批准を行う考えはない」と記者会見で明言。被爆者と対面した際には条約に一切触れず、被爆地とのすれ違いが際だった。

 「あなたはどこの国の総理ですか。私たちをあなたは見捨てるのですか」
 9日午後、長崎市で被爆者代表の要望を首相らが聞く会合があった。冒頭、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(77)は首相に要望書を渡す前に強い口調で言った。

 米国の「核の傘」に依存し、条約に冷淡な首相には面と向かってただしたかった。数日前に思い立ち、9日朝に考えをメモにして会合に持参。「今こそわが国が、あなたが、世界の核兵器廃絶の先頭に立つべきです」とも呼びかけた。

 長崎の被爆者5団体がまとめた要望書も「(条約採択の場に)唯一の戦争被爆国である我が国の代表の姿が見えなかったことは極めて残念です。私たち長崎の被爆者は満腔(まんこう)の怒りを込め、政府に対し強く抗議します」と記した。

 会合に先立つ平和祈念式典では、田上富久・長崎市長が平和宣言で日本政府の姿勢を「被爆地は到底理解できない」と述べ、「核の傘に依存する政策の見直しを進めてほしい」と訴え、被爆者らが拍手を送った。

 ところが、首相は表情を変えず、式典のあいさつでは「真に『核兵器のない世界』を実現するためには、核兵器国と非核兵器国双方の参画が必要。我が国は、双方に働きかけを行うことを通じて、国際社会を主導していく」と述べる一方で条約には触れなかった。被爆者代表との会合でも、ほぼ同じ言い方をした。

 川野さんは会合の後、「(首相が)何か言うだろうと思ったが、肩すかしを食らった」と話した。長崎原爆被災者協議会の田中重光副会長(76)は、同じ言葉を繰り返す政府側の対応に「テープレコーダーを持ってきたらいい」。長崎原爆遺族会の本田魂会長(73)は「日本が米国にはっきりものを言っていかないと」と指摘した。

感想
関口宏モーニングショーを見ていました。
この番組は、視聴率もよく、多くの人が見ているようです。
呼ばれているゲストが、リベラルな人が多く、かつ他の番組のようなタレントにコメントを求めているのではなく、それぞれの分野で発言、活動されている人々なので、発言がとても参考になります。

日本は国連での核兵器廃絶に賛同を拒否しましたが、「せめて会合に参加する選択肢はあったのではないか」とのコメントを聞いて、なるほど、橋渡しをする(安倍首相の発言)のなら、話し合いに参加することなんだと思いました。

安倍首相に、被爆者団体が、「あなたはどこの国の首相ですか」との発言は勇気がいることですとのコメントも、権力に背く発言は勇気が要ることなんだとあらためて思いました。公安が身辺をチェックされる可能性もあります。
何か、やましいことがないかどうか。
元文科省の前川技官の風俗に行っていたことなどもチェックしていたのでしょう。
政府に忖度する人は優遇して(元近畿財務局の佐川宣寿さんのように忖度して国税庁長官に出世)、協力しない人は左遷されてしまうのでしょう。

長崎市長の言葉に、「被爆者が高齢になり、戦争の悲惨さを体験者として伝えていく人がいなくなる」がありました。
戦争は悲惨そのものです。
戦争に向かいだすと誰も止めることができません。
戦争反対を言い出すと逮捕されるようになります。
その前に、戦争にならないように、発言、行動が必要なのでしょう。
それは一人ひとりがその気持ちにならないと戦争を防げないと思います。
日本は戦後70年以上戦争をしていません。
このような国は他にないと言われています。
多くの犠牲の上の平和です。
それを続けて行くことなのだと思いました。


「人の上に立つ人の勉強 佐藤一斎」坂井真彦訳 ”自分の生き方にも役立つ言葉”

2017-08-13 00:52:18 | 本の紹介
「人の上に立つ人」の不朽の必読書「言志四録」と「重職心得箇条」

少にして学べば、すなわち壮にして為すことあり。
壮にして学べば、すなわち老いて衰えず。
老いて学べば、すなわち死して朽ちず。

一燈を提げて暗夜を行く。
暗夜を憂うることなかれ。
ただ一燈を頼め。

知行は一の思うの字に帰す(知行合一)

人主の学は、智仁勇の三字に在り

識量は知識とおのずから別なり。知識は外に在りて、識量は内に在り。

およそ事を作(な)すには、すべからく天に事(つか)うるの心あると要すべし。人に示すの念あるを要せず。(自分の行動に、人の目を意識するな)

心は現在なるを要す。事未だ来らずに、むかうべからず。事すでに往けるに、追うべからず。わずかに追いわずかにむかうとも、すなわちこれ放心なり。(過去に未練をもたない、未来に気を揉まない)

墳(ふん)の一字は、これ進学の機関なり。(自分の「未来の大器」を信じる)

閑想客感(かんそうかくかん)は、志の立たざるに出る。(取るにたらないことを考えたり、外の雑音に惑わされるのは、志が確立していないからである)

毀誉得喪(きよとくそう)は、真にこれ人生の雲霧なり。人をして昏迷せしむ。この雲霧を一掃すれば、すなわち天青く日白し。(謗られたり褒められたり、成功したり失敗したり、これらは人生に付き物の雲や霧のようなものである。ところが人間は、この雲霧にとらわれ迷わされて、心を暗くさせられてしまう。心からさらりと一掃しよう。そうすれば、たちまち青天白日、壮快な人生を獲得できる)

真に大志ある者は、よく小物(しょうぶつ)を勤め、真に遠慮ある者は、細事を忽(ゆるがせ)にせず。(伸びる人は、細かいことにも手を抜かない)

艱難はよく人の心を堅(かと)うす。故に共に艱難を経し者は、交を結ぶもまた密にして、ついに相忘るるあたわず。(苦労が生きている人の深みと温かさ)

人はすべからく忙裏(ぼうり)に間を占め、苦中に楽を存する工夫を着くべし。(どんな逆境下でも必ず「楽しみ」がある)

口をもって己れの行いを謗ることなかれ。耳をもって人の言を聞くことなかれ。(自分の口で自分を謗るな)

人はすべからく自ら省察すべし。「天何の故にかわが身を生み出し、われをして果たして何の用にか供せしむる。われすでに天の物なれば、必ず天の役あり。天の役共せずんば、天の咎(とがめ)必ず至らむ」。(自分の「使命」をあらためて考える)

感想
少にして学べば、すなわち壮にして為すことあり。
壮にして学べば、すなわち老いて衰えず。
老いて学べば、すなわち死して朽ちず。

この言葉は、自分の指針にしています。
学び続けることが重要なのだと思います。
そして、知識を行動に移すことなのでしょう。

一番大切なことは、考え方のように思います。
自分の使命を考え続けることなのでしょう。
今の状況に何か意味があると信じて、今できることをやっていく。