幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「世界反米ジョーク集」 早坂隆著(2)  ”本当の悲劇とは?”&”やられた側は一生忘れない!”

2015-04-28 02:03:48 | 本の紹介
悲劇の定義
 ブッシュ大統領が地方の小学校を訪れていた。教壇に立ったブッシュは生徒を前にこんな質問をした。
「この世界は多くの悲劇で溢れている。誰か『悲劇』の例を挙げることができるかな?」
すると一人の男の子が手を挙げて答えた。
「僕の大切な友達がクルマに轢かれて死んじゃたら、それが『悲劇』だと思います」
それを聞いたブッシュはこう言った。
「それは『悲劇』というよりも『不幸な事故』だろうね」
今度は女の子が手を挙げて答えた。
「私のクラスの先生が急病で亡くなったら、それが『悲劇』だと思います」
それを聞いたブッシュはこう言った。
「それは『悲劇』と言うよりも『大きな損失』だろうな」
子どもたちはみんな黙ってしまった。ブッシュが言う。
「どうした?誰も『悲劇』の例を挙げられないのかな?」
すると教室の後ろの方に座っていた男の子が自信なさそうに手を挙げて言った。
「大統領の乗った飛行機がテロに遭ったら、それが『悲劇』だと思います」
「すばらしい答えだ!その通り!」
ブッシュは満足そうにそう叫んだ。ブッシュはその男の子に近付いて頭を撫でながら聞いた。
「すごいな君は。たいしたものだ。どうやってそんなに立派な答えを思いついたんだい?」
男の子は言った。
「だってこれなら『不幸な事故』でもないし、『大きな損失』でもないと思って」

後々まで
 ブッシュ大統領がクリントン前大統領に言った。
「イラクも一発叩いておけば、これで大丈夫です。この痛みはしばらく忘れないでしょうから」
するとクリントンが首を振りながらいまいましげに答えた。
「私も昔、一度だけ女房に手をあげたことがあったがね。あいつはいまだにそのことを忘れてやしないよ」

感想;
ジョークは場の雰囲気を変える働きがあります。
”悲劇の定義”は逆転の発想でしょうか?
”後々まで”は実感します。
家庭内は日々平穏に過ぎているようでも、気まずくなると、昔のことを持ちだされます。
国と国の関係も同じなのでしょう。
逆に昔に良いことをするとそれを覚えていてくれるのでしょう。
リトニアでの杉原千畝(ちうね)領事は外務省の指示に反してビザを発行し、約6千人のユダヤ人の命を救いました。
彼は帰国後に外務省を追われて辞めました。
シベリア鉄道、日本を経由して米国に渡ったユダヤ人は戦後、命の恩人を探し出しましたがその時は既に杉原は亡くなっており、妻を米国に招待し感謝の気持ちを伝えました。日本政府も杉浦千畝生誕100年の記念時に当時の河野外務大臣により名誉回復がなされました。国の命令に背いて行うことが当時もいかに大変だったか。
ユダヤ人が日本人に好意的なのはこのような歴史も大きく寄与しています。
人に冷たく接したら人から冷たく返される。
人に暴力を加えたら暴力で返される。

人に温かく接したら温かくして貰える。