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復活祭の日の食卓

2007年04月08日 | 日常生活

復活祭は、イエス・キリストの復活を祝う、キリスト教で一番大切な行事です。この日各家庭では親戚一同が集まり、食前の祈りの後、互いにゆで卵を分け合い復活祭を祝います。ポーランド語では、Wielkanoc(=大きな夜)と呼ばれています。

さて今日は、復活祭の日の食卓をご紹介します。

   

これからこの朝食のテーブルに、豪華なごちそうが並べられます。

   

料理は前日までにすべて用意しておき、当日はテーブルの飾りつけをするだけです。

   

四旬節の間肉食を控えるなど、厳格な規律を守る家庭では、この日晴れて肉類が解禁になります。

  

朝食では、ハムやペースト、サラミなど、コールドプレートが中心です。またニシンやサーモンなどの魚類も好まれます。
     
   

復活祭のアイテムのひとつ、子羊の形をしたバター。

    

卵は復活のシンボル。復活祭の日の食卓には、さまざまな種類の卵料理が並びます。 

   

このようにコールドプレートが中心ですが、家庭によっては、ジューレックやビゴスなど暖かいものを出す家庭もあります。

復活祭の日は、親戚一同が集まり、食事に話に花を咲かせる、一年で一番重要な日です。日ごろ教会への関心が薄い人も、この復活祭の日には、自分がカトリック教徒であるという思いを新たにします。また今年は暦の都合で西方教会(カトリック・プロテスタント)と、東方教会(ロシア正教・ギリシャ正教)で、復活祭の日程が一緒になり、世界中でイースターを同時に祝うめでたい日となりました。


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