クラクフ人はけちなんだそうです。
「アルミの針金をつくるにはどうしたらいいか?」
「1ズローチ硬貨を、二人のクラクフ人の間に投げてやればいい」
などのアネクドートが知られています。
「クラクフ人はけち」は、ポーランド全体で知られているジョークのようです。でも私は日ごろクラクフに住んでいて、あまりそうは感じないのですが。。例えば私の夫は生まれも育ちもクラクフの、生粋のクラクフっ子ですが、けちというより、むしろ浪費家です。ちょっとの距離でもすぐにタクシーに乗ってしまうし、チーズは塊で買わずに切れているチーズを買ってしまうし(スライスチーズの方が、塊売りしているチーズより、高い)
あなたの知っているクラクフっ子はけちですか?
フィリピンがいつEUの理念に合意し、加盟国となったかのわかりませんでしたので安倍内閣に聞くことにします。
安倍内閣:「そんなことより確定申告書提出お願いします。」(国税局談)
日波社会保障協定締結は?
安倍内閣:「利用者数見込減のため交渉してません。」(外務省談笑)
たまたま東京新聞のネット版を読んでいたら、私の意見を補完する記事が出ていたのでURLを貼っておきます。これを読むとフィリピン経済はポーランドのそれと瓜二つではないでしょうか
出稼ぎ仕送りが左右 フィリピン
http://www.tokyo-np.co.jp/00/nwt/20070314/ftu_____nwt_____003.shtml
また、フィリピンはEU加盟国ではありませんが、ASEANの加盟国であります。余談ですが敬虔なカトリック教徒が大半を占めている点も似ています。
それもこれも、すべてカチンスキ兄弟の主導する政権の政策に帰着すると思います。国内の経済改革をおろそかにし、外資を誘致するにも大企業だけを優遇、国内では中小企業の育成に無関心。これでは恒常的な雇用が国内で生み出されるはずもないし、国内での民族資本の蓄積も無理、労働者の観点からは産業が付加価値のつく製品やサービスを生み出さないため経済成長とバランスの取れた昇給も期待できません。私の友人の多くは90年代に小さな会社を立ち上げましたが、彼らの半数以上が事業をたたんで外国へ出稼ぎに行ってしまいました。
私がポーランドがフィリピン化しつつあると主張するのは、こういうことなのです。当たってると思いますよ。