旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

昔話:海外ツーリングの思い出②

2003年08月19日 | 海外ツーリング
 海外ツーリングの思い出①を読んだ方は海外ツーリングを中心に手配を行っているのに、海外ツーリングに行こうという意思に水をさすような意見に受け取られた方もいらっしゃるかもしれません。
 私が言いたかったのは、”海外ツーリングをしたからって自分が偉くなったわけではない”の一言に尽きます。
 これは海外旅行そのものについてもいえる事なんですが、旅行経験を自慢するために旅行したりという動機を一度消し去って、自分自身が本当に楽しめる方法論を考えて素直にそれに従った方がよいと思います。
 ”オレは一人旅なんだ!その辺のパッケージツアーの団体とは違うんだ!”という肩肘張ったオーラが滲み出している人を見かけることがありますが、そんな、他人に自分をどうアピールするかを考えるより楽しく過ごした方が良いと思います。いずれにしても海外ツーリングであっても貧乏旅行も”レジャー”の一言で片付けられる事柄に過ぎませんよ。
 私にとっては、自分自身が本当にバイクを楽しむために考えた答えがオフロードファンライドであったり、セルフツーリングであったりするわけで、その点は私なりに自信があります。
 同じバイクというツールを海外で楽しむわけですが、まったく違った楽しみ方を提供する事を考えています。おそらく、オフロードファンライドに参加した方々は海外旅行をしたという思い出はほとんど無いでしょう。ただ、日本では体験できないようなメリハリのあるルート設定を走破する楽しみと、すばらしいライダーである現地スタッフの走りっぷりを堪能できることがオフロードファンライドの目標とするところ。
 セルフツーリングは、自分自身の力で旅する事そのものを楽しんで欲しいという事であえていろいろな手配を組み合わせないシンプルな設計になっています。結果としてセルフツーリングは安上がり。あくまで結果としてです。
 ちょっと海外ツーリングの思い出からずれてしまいましたが、このあたり、企画者である私の”熱い思い”をお伝えできればと思います。

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