旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

必需品

2007年07月31日 | 旅行一般
旅の荷物の中身はいくつかの種類に分ける事ができます。一つはパスポートを始めとする、旅のためにどうしても必要で、かつ、旅の場合にだけ発生する旅特有の荷物。 次にあげられるのは日常の必需品であって、旅先でも同様に必要なもの。お金やクレジットカード、あるいは常用している薬がある方はそういう物もここに含まれてくると思います。 第三の分類は、普段は使用していない物で、なおかつ旅にどうしても必要なわ . . . 本文を読む

空いた時間

2007年07月30日 | 旅行一般
シャーロキアンという言葉(造語)をご存知でしょうか。 アーサーコナンドイルの著作、"シャーロックホームズ"シリーズのマニアの事で、単なるシリーズのファンの域を越えて、作品の中でシャーロックホームズが見せる推理が現実に可能であるかどうかを検証してみたり、作品の導入部分でたいていの場合登場するホームズに相談に来た人の服装や仕草から、その人の生い立ちや相談内容をピタリと当てるのを真似てみたりするところ . . . 本文を読む

情報収集と現場での調整

2007年07月27日 | 旅行一般
1997年のUAEデザートチャレンジというラリーへの出場の際の私のテーマは、レースに勝つ事が目的であるはずもなく、完走が目標でもなく、"普段の足をラリーに持っていったらどんなヒドい目にあうか"という事であったので、極力ラリーマシン的な改造を避ける事にずいぶん注意を払いました。そんな中、私にとって気がかりな事が1点あったのです。 私が持ち込んだマシンはホンダNX650ドーミネーター。通常のオフロ . . . 本文を読む

究極の旅

2007年07月20日 | 旅行一般
昨日は"旅の座談会"でした。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。私がもくろんでいた形とは少し違うものになりましたが。それなりに楽しんでいただけたのであれば幸いです。またそのうち機会を作りますので、ご参加ください。 今回、座談会で話題としてとりあげようと考えていて、結局やめた話題をここで。 "究極の旅"という事について。皆さんはどんな旅を思い浮かべるでしょうか。豪華客船世界一周な . . . 本文を読む

旅に出たワケ

2007年07月13日 | 旅行一般
私が旅に出た理由はいろいろあると思うのですが、そのうちの1つは"現実逃避"であったと思います。毎日、懸命にいろいろな事をやって、自分なりに困難に直面しているように見えても、ある日、ふと気がついたら何だか先の予測がつきそうなレールの上に乗って前進あるのみ。そんな人生に少し恐怖を覚え一度離脱してみたいと思ったわけです。この点、懸命に自分が乗るべきレール、少しでもオトクなレールを探し回っている人達よりも . . . 本文を読む

ファーストエイド

2007年07月11日 | ライフスタイル
前回のファーストエイドの話だけだと、ファーストエイドを学ぶ事はあまり役に立たないと早とちりした人もいるかもしれませんが、私にとっては、人間性に大きな変化をもたらしたほどの影響力がありました。この事を書くにはまず、かなり前の話。もちろんファーストエイドなど学んでいない頃の罪を懺悔しなければなりません。 ある日、当時茨城に住んでいた姉の家族を訪れた帰り道の事。道路が突然、信じられないほど渋滞しはじ . . . 本文を読む

RICE

2007年07月09日 | 旅行一般
オートバイで、しかもオフロードバイクで、それなりに真剣に走るような状況を走るとなると、どうしても怪我をする人が発生する事があります。それを海外で行い、なおかつ自分も同行して運営に携わるとなると、選択肢は2つ。1つは絶対に転倒する人が出ないような容易なコースにする事、もう1つは、怪我人が出ても対応できるだけの体制を取る事。そして、自分自身もライダーである私の経験では、いかに容易なコースにしても、どう . . . 本文を読む

ゆとり教育とブータン

2007年07月04日 | 時事
子供たちの学力の低下が問題となりはじめ、教育現場の問題点が指摘されていますが、子供を持つ親として眺めていると、どうも子供の学力低下の最大の原因は親にあるのではないかと思えてきます。おそらく親は私と同世代、受験戦争が叫ばれていた時代に育った人々。その中で勉強ができなくて辛い思いをした人々が親になって自分の子供にだけはそういう思いをさせたくないと"ゆとり教育"を後押ししてきたように見受けられます。学 . . . 本文を読む

過酷さの先に

2007年07月04日 | 旅行一般
山に登る人や砂漠を走るラリーに出る人など世の中には周囲から見れば変質者としか思えない、自分をイジめてやたらと喜んでいる種類の人間が存在します。そしてかく言う私も学生時代には山岳部に所属していたり、バイクに乗り始めてからはひょんなきっかけでラリーに出てしまったりした、その種類に属する人間です。 こういう種類の人間はどうしてわざわざ高いお金を払ってまで自ら面倒や苦労を背負い込もうとするのかわか . . . 本文を読む