旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

血液型占い

2007年04月28日 | その他
いつの頃からか血液型占いというものが世の中に存在していて、飲み会の席などでは必ずといっていいほど登場する話題となっています。私はこの種の占いにおいてあまり良い評判をいただけない血液型である事もあって、 "人間をたったの4種類になんて分類できるわけがない" などとウソぶいては、席をシラけさせる事に専念していたものですが、昨年の終わり頃、突然"血液型占いは絶対当たる"という法則性に気がついたので . . . 本文を読む

温故知新

2007年04月28日 | 旅行一般
大昔に遡って高校受験の時の事。なかなか受験勉強が上手くいかず、悩んでいた私はその苦難を既に乗り越えている自分の姉を見て"こんな大変な事をやり抜いたんだ"と今まで鬱陶しいだけであった人物が少し眩しく見えたものです。同じ事を感じたのが運転免許証を取りに教習所に通っていた頃。基本的に運動神経がそれほど優れているとは思えない母親が自動車を運転しているのを見て、クランクやS字で苦労していた私は母親の運動神 . . . 本文を読む

共同体意識の閉鎖性

2007年04月26日 | 旅行一般
戒律で連帯で触れたように、いくつかの宗教の一つの機能として、一定の価値観を共有する事によってお互いが猜疑心を抱きながらしか接する事ができない不幸を回避しようというものがあると思います。今の日本のように資本原理主義が進展しはじめると、交渉というのは相手を陥れて自分だけが利益を得ようと考える事であったり、いかに相手のミスを探し出して自分に最大限有利な条件を引きだすかという事だと考えるようになったりする . . . 本文を読む

トラウマは友達

2007年04月25日 | その他
私の両親は非常に厳しい人達で、特に父親に至っては軍人家系に育ったためか非常に厳しく子供達に接する人間でした。いまひとつ状況判断の上手くなかった私も、私の姉も何度厳しく叱られても上手く立ちまわる事ができず、何度も金盥(ブリキの洗面器)や金属の柄杓で殴られたものです。だから、子供の頃、家にあった金盥や柄杓はいつもベコベコに変形していて、まともな形の物は一つとして記憶にありません。これはほぼ完璧に虐待で . . . 本文を読む

ワーカーホリック

2007年04月24日 | その他
学生時代、アルバイトしてはお金を貯めて、お金が貯まると旅行に出てしまうような不埒な生活を送っていた私にとって、卒業、就職という事は他の人ほどマジメに捉える事ができない事でした。私の周囲の人間、友人や両親もそんな私に気がついていたのでしょう。多分、誰も私が就職するなどという事は予測していなかったようで、リクルートスーツも無いまま夏が訪れ、両親は旅行に出かけてしまいました。 ところが、当の本人は . . . 本文を読む

ニュースショーに思う

2007年04月23日 | 時事
たまにはブログらしく、最近の出来事に触れてみましょう。私はかなり長い時間、仕事場にいるので、あまりテレビを見る機会がないのですが、昨日は日曜日。久し振りに朝からテレビを見るとはなしに見ていたわけです。 先週はどういうわけか銃による犯罪が日本とアメリカで連続して発生して、テレビのニュースショーではその話題が取り上げられています。一連の事件報道が終わったあとは、アメリカの銃社会が抱える問題が取り上 . . . 本文を読む

コミュニケーション能力

2007年04月22日 | 旅行一般
私にとっての初めての海外渡航は私を知る人にはたいてい"嘘だ"と言われますが、ヨーロッパでした。渡航と表現したのは旅とは少し違っていて、イギリスの小さな町でホームステイをしながら英語学校に通っていた(事になっていた)のでした。 その頃私は19歳。受験勉強からそれほど時期も空いておらず、英語そのものについてはイギリスの独特の発音に苦戦した部分もありましたが、それなりに正確な文法に従って発言できてい . . . 本文を読む

会話の楽しみ

2007年04月21日 | 旅行一般
私の仕事は人と話すのが仕事の7割以上を占めるような幸せな業種なので、いろいろな人と話す機会が多くあります。とくに、他の旅行会社の様に多忙を極めているわけでもない事を知っているお客様や取引先の方の中には、少し時間ができたから遊びに寄ってくれる人もおられます。私の方ではこういう方と話をするのも頭の切り換えになって楽しいもので、ついつい話し込んでしまう事も多いのです。 そんな中、しばらく前に面白い . . . 本文を読む

戒律で連帯

2007年04月20日 | 宗教
世の中の信仰とか宗教に目を向けてみると、人間というのは実に数多くの神様像を生み出したものだと感心と感動を覚えます。 私が最近、気にいっているのは多額の寄進を要求したり、信仰の為のグッズを高額で販売したりしている神様。もう少し若かった頃はこういう神様はインチキだなどと乱暴な理論に走っていたのですが、最近はこういう神様は存在するものと認識しています。なぜならば、多額の寄進をしたりといった行為で . . . 本文を読む

四苦八苦で楽々

2007年04月19日 | 宗教
宗教というと死後の世界観を中心に捉えられる事が多いように思いますし、実際、私も長い間、そのように捉えていました。 しかしよく考えてみると、たとえ紀元前500年の頃だとしても、人間にとって死後の世界だけが重大事でしょうか。むしろ、今、目の前にある問題や悩みの方が重大な出来事であったと考える方が自然ではないでしょうか。 私は宗教というのはむしろ現在、現世において人が幸福に暮らしていくための知恵 . . . 本文を読む