海辺の町から

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和食と長寿

2022-11-28 11:51:22 | 日記

  6時前


  7時前


  お薄のお供に みちのく煎餅を頂きました


世界各地の長寿地域の長寿食の不思議解明を求めて研究されている家森幸男氏。
その不思議の一つに中国新疆ウイグル自治区に住んでいるカザフ族とウイグル族
短命と長命が共存しているのです。

カザフ族  羊の放牧で生活し畑を持たない為野菜は全く食べず
      放牧している羊の肉や脂を食べ日常的に飲む飲料は塩茶にバター茶という
      「塩と脂」を日常的に摂取し野菜を摂っていないので塩の害を打ち消す
      カリウムが摂れていないのです。

ウイグル族 タクラマカン砂漠のオアシスに定住する農耕民。
      天山山脈の雪解け水が流れオアシスは豊富な農産物が作られている。
      マグネシウムを多く含む水はカザフ族の飲料水の8倍という。

マグネシウムの摂取と健康についても書かれていて
マグネシウムを多く摂っている人達は肥満や高脂血症が少ないという。

世界の長寿食のもう一つに地中海食があり魚を多く摂取しているのでタウリンが多く
ナッツや乳製品でマグネシウムを摂っています。
欠点として西欧食に比べると塩分量が多いので本来血圧が高くなるはずが
西欧食地域よりも血圧が低く 理由として地中海食はカリウムが多く含まれる野菜や果物を
摂っている為塩の害が消されているのです。

しかし和食は地中海食や西欧食に比べるとカリウムは少なく
塩の害を抑えてくれているのはタウリンとマグネシウムなのです。
和食の長寿の秘訣が魚のタウリンと大豆のイソフラボンにあり
魚と大豆はマグネシウムも多いのでそれらを摂り入れている和食はマグネシウムも多いのです。

お米が主食の和食は脂肪分のカロリーが低く大豆イソフラボンの摂取が多い。
更年期に女性ホルモンの減少から間食が増えたり甘い物に手を出しやすくなる傾向があるらしく
大豆を食べることで抑えられる可能性があるというのです。

世界は和食の良さに気付き出しているけれど当の日本人はどうだろうか。
昔ながらの日本食が長寿に大いに関係していると知った今
お米とお味噌汁を摂り入れた生活が如何に豊であるかを再認識したのです。