海辺の町から

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深呼吸がしたくなった

2023-03-30 13:49:34 | 日記

  花冷えのする朝


  久し振りの対面です 君は矢張り青蛙が素敵だよ


「マザー」を一気観してしまった 60数時間も掛けて。
衝撃的な内容に精神が彷徨っている ボーッとして浮遊しているかのように。

感情をコントロールできない大人が弱い者へとはけ口を求め虐待をする。
見終わった後は気力が失せて考えることが苦痛になってきた。
消化できないまま見続けてしまった結果かも知れない。

自分の弱さが此所に来て出てしまった。
見えないところで声を上げられず諦めることを覚えてしまった子供。
等しく愛情を受けて育てられる権利があるというのに。

昨夜の病院ラジオ 様々な病気を抱えてはいるけれど誰も一人にしていない
寄り添ってくれる家族がいる 病気と闘う原動力になっているに違いない。

最近90を迎えたという五木寛之 生き様が顔に表れるのか若い。
「歩幅は人間の余命に比例している」といっていた。
「努力を続けることが老年の目的であり 生きているだけで意味があり値打ちがある」と。
言ってみたいし言われてみたい。

葉桜の季節 深呼吸がしたくなった。






「マザー」

2023-03-25 11:32:52 | 日記

  朝一瞬太陽が覗いて


  赤い木瓜の花が咲いてくれました


ブロ友さんお勧めのトルコTV映画「マザー」をAmazonプライムビデオで観ている。
85話のうち現在32話 辛いので止めようと思いながら止められなくなってしまったトルコTV映画「マザー」
大人達の身勝手な行動に幼い女の子が翻弄されながら 痛ましいほど良い子になろうとしている姿に
胸が押しつぶされそうになる。作り話と分かっていても。
同居人から虐待されゴミ袋の中に棄てられていた瀕死の女の子を助けたところから
臨時教師で女の子の担任であった主人公女性の誘拐犯として逃亡が始まる。
その親もまた人生に翻弄されて生きていた。
その場に立たされた時の私も同じような行動に出たのではと思うと
犯罪者にもなりかねないと思った。
85話まである もう観ずにはおられなくなってしまった。

6人兄妹の私 子育てをしたからこそ親の苦労が想像出来る。
千人にも満たなくなった海辺の集落もJAの店舗が閉鎖されるという。
週に2回移動販売車が来ているが割高で鮮度は望めない
その様なことは言っていられないのかも知れない お年寄りには大変な時代がやって来ている。
店舗の閉鎖によって職員数も減り数年前定年退職されて引き続雇用されている職員さんが
海辺の集落で「そんなして座って迎える人を3人知っている」と

海で亡くなった母が常々言っていた「人を迎えるときは人の目線より下がって迎えるように」と
「マザー」を観ながら人間形成は小さいときから始まっていると考えさせられている昨今です。

福島の二の舞はゴメンだ

2023-03-23 08:02:29 | 日記

  生暖かな雨の朝


  プラムの枝を手折って活けました


近々海洋放出される福島の海が浮かんだ 夏になると家族で海水浴に訪れた小名浜の海が。
原発さえ無ければ豊かな海は豊かな海のままであったはずなのに。

海岸線の彼方には幾つもの風車が並んで建っている 半島の付け根には原発が4基。
プルサーマル発電(使用済み燃料から取り出したウランやプルトニウムを再利用)が
国内で4基その内1基がその付け根に建っている。

日本の原子力利用は核燃料サイクルが前提だが再処理は英仏に依存してきた。
英が再処理工場の閉鎖を決め仏も機器の不具合で思うように進んでいない。
青森六カ所村の再処理工場もトラブル続で実現できるか見通せないという。

東日本大震災でメルトダウンした光景が浮かんでくる。
原発の怖ろしさを見せ付けられたが時間が過ぎるとこうも容易く運転再延長の舵が切れるものか。
40年が60年に 運転停止期間は年数から除外され 制度変更を採決した規制委員の臨時会合で
委員から「外からせかされたと」。

行き場を失った使用済み核燃料当県原発構内に中間貯蔵施設の建設が急がれている。
最終処分まで見通せない中果たして稼働し続ける事は必要なのか
南海地震が起こると言われている今 もう福島の二の舞はゴメンだ。

故郷の味

2023-03-20 08:48:54 | 日記

  振り返れば遠くに海辺の町が


  肌寒さは感じても春なのです


お彼岸には必ずぼた餅を作る 昔実家の母が大きなぼた餅を作ってくれた。
朝早くからコトコト小豆を炊いて お砂糖を入れると餡が緩くなるので加減しながら
しゃもじでかき回す お塩を隠し味に入れてと 好奇心旺盛の私に教えてくれた。
極めつけはしゃもじの縁に餡を載せて火傷したらあかんよ熱いよと言って食べさせてくれた。

春にも秋にもお彼岸が来ると未だに大きなぼた餅を作っている。
大きなぼた餅と言って笑われたけれど其れでも最近は小さくなってきた。
作ったと言っては母がそうしていたように近所に配っている。

大阪に住む夫の妹が大のトコロテン好き(味付き)帰省すると必ず作っている。
そうだ送ってあげようと ぼた餅もある事だし急遽トコロテンを作る。
春に採ったテングサを4~5回水で晒し其れを一年食べる分保管している。
正味のテングサに酢を加えて40分程煮て濾し 焼いた魚から出汁を取り解した魚の身と
たまごを加えて固める。

ついでに鰺の南蛮漬も作ってパックに入れ 他諸々宅配便にして街まで送りに出掛けた。
喜んでくれるだろうか故郷の味 今日には届きますよ。



満更でも無い

2023-03-17 11:36:54 | 日記

  下り坂のお天気です


  季節外れのスイカを戴きながら 地球に負荷を掛けた罪悪感を感じながら


  せめて種から実をならそうと思いました


ブログ開設から7年を遙かに越えてと書かれていた大好きなブロ友さん。
早くから始めていたのかと感心しながら 拙ブログを調べてみるとブロ友さんの
一年後には開設していたようだ。

開設はしていても未投稿のまま何年もUPすること無くいたが
近しいところから背中を押され漸く一歩を踏み出し UPしだして4年目に入った。
華のない拙ブログにも訪問して下さる方がおられ嬉しく励みになり
ブログ訪問が日課になった今 日々の暮らしの潤いになっている。

魚が釣れたと ハクビシンやイノシシ蛇がと挙げたら切りの無い
生き物たちとの遭遇に驚き 逞しく成長してきた心身。
かき消されそうな海辺の町にも逞しく生きている人がいますってと発信したくて。
小さな集落ではあっても皆が一つの家族となって助け合い補い合って生きている。

嫌で堪らなかった生活も今では海辺の町が性に合っているのかも知れないと。
悪戯するハクビシンを諫めたりうり坊と鉢合わせたりと都会にはない驚きがある。
人口減少を食い止め老いて足の確保が出来るなら満更でも無い気がするのです。