海辺の町から

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親子水入らずの夏を

2024-05-31 16:27:18 | 日記

  降り続いた雨も漸く上がりました。


  鉢植えの紫陽花が綻んで


  小さな玉ネギが二箱どっさりと


  ボチボチ袋詰めしているヒジキです。


一昨日夜半に降るという雨に急かされて菜園で乾燥していた玉ネギを片付けながら
今年も又上手く育てられなかったと反省 何処も良くなかったと聞いて慰められている。
沢山作ると疎かになってしまうのか来年は300本でも良いかもしれないと
小さな玉ネギを片付けながら 残りのジャガイモもソロソロ片付けねばと考えていた。

夏野菜の下草も刈らねばならない。
雨は草たちを元気付け悩ましいところだ。

降り続いた雨も漸く上がって空も明るさを増してきた。
布海苔もヒジキも一段落残すはテングサのみ 夏場に頂くトコロテンは捨てがたく美味しい。
テングサ100%のトコロテン 晒したテングサを煮出すこと40分その甲斐あって食べられる。

お盆には夫の妹たち家族が子や孫達を連れて帰省する 春の法事に続いて二度目の帰省となる。
来年には義母の三回忌と 息子達家族とゆっくり過ごす夏はまだ先になるのだろうか。

老いは追いやって

2024-05-28 09:55:03 | 日記

  5月27日の朝夜半の雨が上がりました。


  浜で見つけた花 タイトゴメと言うそうな。


  5月28日の朝 大雨警報と土砂災害警戒レベル3が発令されています。


  頂き物の山中漆器の宝石入れ 入れる物がないと言えば浜に行けばシーグラスに貝殻があるという。


連日の大雨 次々と西から雨雲が架かってくる。
急傾斜地にある海辺の町一帯は土砂災害危険区域の地形で其れでも400年を優に超えている。
南海上には台風1号がある 本格的な雨期の到来何事も無きように願うばかりである。

湾内は降り続く雨で海の色が変ってきている。
朝目覚めても用事が無い限り聞き逃しのラジオを聴きながらユックリと起床
海を眺め空を眺め1日の計画を立てる。
今は乾燥ヒジキの袋詰めをしている。雨の日の仕事である。

ブログをしていなかった昔 こんな日はどうしていただろうかと思う。
都会と違って変り映えの無い日々の暮らしに甘んじていただろうと。
相変わらず話題に事欠く日々だがブログとの出会いは生活に潤いを与えてくれた。
不規則なブログで有るにも関わらず訪ねて下さる人が居て
年齢も性別も暮らしぶりも全く違って 私には無い何かを一杯頂きながら刺激を得ている。

好きで選んだ海辺の暮らし 過疎化の波に押し潰されそうになりながら
元気なブロ友さんからのエネルギーを頂きながら
老いは追いやって人生まだ先があると自身にハッパを掛けている。

ないものはない

2024-05-25 22:52:33 | 日記
 
  気温27度久し振りの暑い一日でした。


  菜園の隅に咲いていたヤマアジサイ


プロジェクトXを観ていた。
同じ漁業を生業とし 一度は財政破綻に人口減少町そのものの存在危機と
過疎化の進む町何処にでも起こりうる問題だと思いながら観ていた。

今その人口減少と存在危機に陥っていた町が復活しているという。
故郷を無くしたくないという強い思いが原動力となって
人口1万9千人の町が750人もの移住者で活気づいている。

海辺の町も漁業の町である 隠岐の島との違いは何なのかと考えたときに
強いリーダーシップを持って事に当たる其れが欠けているのでは無いだろうか
島故の不便さを逆手にとって島の産物を加工して販売する。
その為の資金と労力を惜しまない 島の恵みに人情。
「ないものはない」と言いきる隠岐の島のかつての町長

離島に希望を取り戻せと 歓声の響く笑顔の島を観ながら
滾る物を感じていた。
  

布海苔

2024-05-22 22:27:58 | 日記

  薄曇りの一日です。


  湿度の高い日は布海苔の天日乾燥には良くありません。


貧乏暇無し。
海藻シーズンの春 入札に間に合うように天日乾燥をしている。
ヒジキが済んで今は布海苔 単価が上がっているが年々収量は減少している。

布海苔には布海苔独特の粘りがありその粘りを利用して用途も広がっている。
お味噌汁に入れるワカメのように布海苔を最後に入れてコリッとした食感を味わう。
磯の香りが鼻に抜ける 美味である。

へぎ蕎麦のつなぎに布海苔を用いているのは蕎麦通ならご存知かと思うが
つるっとした喉越しは布海苔に由来する。
新潟の魚沼地方は絹織物で有名だがその糊付けに布海苔を用いていたことから
この地方の蕎麦へぎ蕎麦は繋ぎに布海苔を使用したことに納得がいく。

水溶性食物繊維が豊富で栄養価も高く抗酸化作用や血中コレステロールを
下げる作用が認められており 身近に有る海藻が海藻の仕事に関わって初めて
その素晴らしさを実感している。

幸せにね

2024-05-19 21:08:48 | 日記

  街への道すがらイノシシに出会す。


  絶好の旅日和 遠くには石鎚連峰が。


  構想から40年の月日が流れその間には阪神大震災を経て関西へと通じる明石大橋が繋がった。


  迎えてくれた花


高速バスは山あいを縫って走る 長いトンネルを越えて。
地方と都市を車が結ぶ幹線道路 物流が移動して人も移動して。
その日パラリンピック世界陸上が開催された街は人の賑わいがあった。

スムーズに流れていた高速道路の先にはパトカーが1台 追い越す車も無く渋滞が出来た。
パトカーの前に車が1台 パトカーの後ろに延々と続くバスにトラック
パトカーによって作られた渋滞 脇道にそれた途端堰を切ったように一気に流れ出した。
何度となく通った明石大橋 「プロジェクトX」を観て以来思い入れも強くなってバスの最前列で眺めていた。

前もって衣類を宅配で送るつもりだったが時間が間に合わなくなってしまった。
最小限に抑えた積もりの荷物だが日に日に膨れ バスに乗り込めば何とかなるだろうとの思いから
乗り継ぎ無しの歩かずにすむ高速バスを選択 横断歩道を信号の変らないうちに夫の足で渡りきるだろうかと心配は尽きない。

バス停まで迎えに来てくれた息子が荷物を一手に引き受けてくれ
空身に近い状態で近くのホテルにチェックイン ご両親との顔合わせもホテルのレストランでと
抜かりない段取りに感心したり優しく育った息子達に胸が熱くなったりと。
見ず知らずの方に夫の足の心配をして貰いながら 其れに甘えてはいけないと何処までも釘を刺している。

1泊2日の珍道中 日も暮れかかる頃息子家族から夕食の誘いを受け孫達との会食
新しい家族が加わって新たな広がりを楽しみながら一寸だけ長く生きてみたいと思っている。