海辺の町から

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季節も人生も秋

2022-11-03 08:40:28 | 日記

  島通いの定期船 新造船に生まれ変わったけれど乗船客のなんと少ない


  読みたかった本より先に届いた でも考えさせられた本


イエスマンの生き方に私には合わないと 田舎に逃れてきたけれど
「たとえば君」の著者のような大人の恋も今となっては羨ましく思うのです。

出会いから40年 相聞歌のように大人の恋歌が綴られて
妻の乳がんによって亡くなるその日まで交わしてきた多くの短歌。
31文字の中に込められた世界は直接伝える思いよりも強く
思いに時の経過も加わって 密度の濃さを増していく。
終焉のその時まで互いを労り31文字で交わす恋歌が只々羨ましかった。

そう言えば身内にも同人誌が縁で結ばれていたっけ
夫君は紫式部市民文学賞を受賞して卓越した文章は未だに健在で
個人の領域まで踏み込まない生き方をしている。

私はと言えば何時までもモヤモヤを引きずりながら
生きていく気がしてならない潔さの悪さ 季節も人生も秋に突入。