社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

地方空港

2008-05-05 23:31:38 | 日常
空港特定財源というインチキ税が
あるのをご存知でしたか?
これは、航空機燃料の1リットル
当りにつき、26円の税金を徴収
するものです。これにより、年間
1000億円もの税収が発生しています。
この税金の使い道が、無駄な地方
空港の建設費に充てられています。

今の地方空港の現状はどうかと言え
ば、開港当初の需要見込みを上回る
地方空港は皆無です。ほとんどが絵
に描いた餅の様な、夢物語を語り無
駄な税金を垂れ流しています。つま
り、税収があるから何かに使わなけ
ればという発想なのです。そしてそ
の利権にぶら下がる建設業界、それ
に漬け込む悪徳議員、この腐った構
図が日本の現状です。

今、日本には90以上の空港があります。
その中で、民間旅客機が採算ベースで
就航している空港はほんの一部です。
羽田、伊丹、千歳、福岡等、主要空港
の収益で、地方空港の建設、整備が進
められています。構図としては、道路
特定財源と全く同じものです。

今も、静岡空港、茨城空港といった
無駄な空港建設が行われています。
その建設費は数百億円もの税金が
投入されています。もし、航空燃料
税が無ければ、航空運賃はもっと安
くなるでしょう。つまり、利用者が
知らずに税金を徴収され、その税金
が無駄遣いされて
いるのです。

管轄する国土交通省は、地方空港毎
の採算数字すら公表しません。
所謂、「臭いものには蓋をしろ」な
のでしょうか?大赤字でドンドン税
金が使われても誰も責任を取らない
お役所体質、天下りの弊害がここに
もあるのです。またまた、呆れた行政
の問題が明るみになりました。

最新の画像もっと見る