社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

相撲界

2008-09-09 00:17:04 | 日常
大麻疑惑に揺れる相撲界、今日の臨時委員会で
ついに北の海理事長が引責辞任をしました。
昨年から、様々な問題が起きていた各界ですが、
ついに、理事長辞任という事態を迎えることに
なりました。

今回の問題についても、問われることはやはり
部屋の親方の指導・管理のところです。外国人
力士・日本人力士関係なく、親方の在り方が問
われているようです。そこには相撲界全体として
の歴史・伝統が、問題の一要因かもしれません。

基本的には、各部屋のことは各親方任せというのが
今までの各界の常識であり、そこに口を挟むのは
タブー視されてきたところがあります。そこには
親方の絶対的な存在があって初めて、成立するもの
です。ところが近年はそこにブレが生じてきました。
日本人力士の減少、それに伴う外国人力士の増加
台頭。そこには力士に迎合せざるを得ない接し方
をしてきた事実があります。例えばプライベート
には干渉しない等です。昔なら、そんなものは一切
無しです。1年365日相撲漬けの日々です。親方は
絶対的な存在であり、隠し事などできません。
それがいいか悪いかは別にして、各部屋の管理は
親方の完全統制下にあったのです。

相撲協会としての過ちは、時代の変化に気づくのが
遅かったこと、またその変化への対応が追いつかな
かったことです。今までは各部屋の親方任せで済ま
されてきましたが、これからはそれでは通用しません。
何か問題が起きても部屋の親方の責任であり、協会は
関係ありませんでは済まされません。それでは協会の
存在意義が無くなります。今回の北の海理事長の辞任
は相撲界史上初の事態です。この問題を契機に、相撲界
の体質の見直しを是非とも行って欲しいです。

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