社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

スカイラインGTR

2007-10-23 08:53:27 | 日常
日産自動車が今年のモーターショーで、
あの「スカイラインGT-R」を復活させるそうです。
最新の技術を盛り込んで、伝説のスポーツカーを
復活させます。
不振に陥った日産を「GTR」が救えるか?

日産といえば、かつてはこの「GTR」を初め
フェアレディZ,等の車で若者を魅了してきました。
その基本には、楽しい車を創るという技術者の
理念が生きていました。
しかし、その後の日産はトヨタの真似ごとに
失敗し、どんどん落ち込んでいきました。
それはあたかも昨今の各業種で問題になっていること
と同じようです。
つまり、良い物を創ることが使命の会社が
お金を儲けることが使命になることです。
物創りをナオザリにし、売上拡大、利益拡大に
走る時、企業の本質が見失われます。

その堕ちた日産を救ったのが、カルロス・ゴーン氏です。
「再生屋」と呼ばれた彼は、徹底した経費削減等の
経営手腕を発揮し、日産を復活させました。
いわば「膿」を出し切ったのです。
しかし、その手腕を使っても昨年来、
販売台数の減少という新たな局面を迎えています。
会社の体質は改善されました、
でも魅力ある車は創れていませんということです。

今回の「GTR」は、その意味でも重要な意味があります。
今後、日産が目指す「車創り」を意味しています。
「売上」にこだわるのか?
「車創り」にこだわるのか?
どちらが企業にとって一番大切か?
その答えは、すでに出ていると思いますが・・・。


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