社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

宋 文洲

2008-11-14 08:37:58 | 日常
久し振りにに宋さんのメルマガからのコラムを、
ご紹介します。宋さんの前向きな考え方には、
共感するところ大です。この景気後退局面こそ
チャンスと考えるところ、一つのことをやり遂
げた人の考え方です。このコラムを読んで、バカ
にするのか?勇気を感じるか?それは読み手の
心の持ち方で決まります。


「世界に終わりが無い」
宋 文洲

先日の香港の大衆紙の一面に「アメリカ、二年後に破産」という大きな記事が
ありましたが、その時、香港がどうなるか書いてありませんでした。中国の温
家宝総理がアジア欧州首脳会議の場で「百年に一度の危機」と言いましたが、
それはグリースパン氏の言葉の受け売りであることは言いませんでした。

日本。経営者に会うたびに景気が悪いと聞きます。銀座の店のオーナーは口を
揃えて戦後最悪と言います。評論家達は全治五年と言います。

私も今の経済は厳しいと思います。私もアメリカは弱体化したと思います。私
もしばらく明るいニュースがないと覚悟しています。

しかし、私は昨夜も好きな友人と心行くまで語りました。今朝もジョギングの
途中で瑞々しい花と出会いました。この週末も子供たちと大好きなハイキング
に行きます。

ボーナスが減りますが、物価も安くなります。高級品が売れなくなりますが、
ドンキホーテやニトリが繁盛しています。資産家の資産が激減するが、世の中
の格差がこれで縮小します。

不況でないと解決できない問題があります。売上げが激減した時、初めて営業
改革に着手する経営者が多くいます。倒産の危機に瀕して初めてリストラ(事
業再編)のコンセンサスが得られる企業はたくさんあります。首切りが増えて
初めて自分の会社に愛着を感じるサラリーマンも少なくないでしょう。

不況は誰かのせいではありません。皆のせいです。危機は誰かを狙ったもので
はありません。皆が被害者です。後ろ向きになるのは後ろに魅力があるからで
はありません。前にいく勇気がないからです。

中国語には「皆は五両なら私も半斤」という諺があります。「皆で一緒に減る
なら自分の被害も実際にない」という意味です。皆が被害者ですから、相対的
にいえば被害者はいません。

不況と危機の時こそ明るくいたいものです。皆が内向きなる時こそ外に向きた
いものです。良い時も悪い時も我々が生きているのは「現在」しかないのです。
終わったことを変えられる世の中は面白くないはずです。常に今に新たなスタ
ートを切り、行動を起こす人が将来を制します。

希望がもし将来への望みであれば、今ほど希望が持てる時はありません。なぜ
ならば「世界に終わりが無い」からです。

P.S.
お詫びです。前回のメルマガでは日テレの「報道真相バンキシャ」への出演を
案内しましたが、野球の中継でなくなりました。巨人の勝負次第で変更する予
定でしたが、私は知りませんでした。お許しください。

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