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近況報告。

・・・のつもりではじめたのですが・・・。
ゼミについては、学科公式ブログで報告しています。

貧困・チョコレート・ビクトリア朝(ヨーク)。

2016-06-07 20:20:16 | 近況とか。
ヨークシャーまで某先生にお会いしに行く用事があったので、ヨークまで足を伸ばしました。

イングランドを理解するのに心の風景としてのヨークシャーってとても大切なのだと思うのですが、車が運転できないので、街を回るのが精一杯。残念。




目的その1は、キャッスルミュージアムというところ。http://www.yorkcastlemuseum.org.uk/

ビクトリア朝の街が再現されているというので。(日本で言う、どこだかわからない「昭和30年代」が各地に再現されているということなのかもしれないとは思ったものの、ほかにビクトリア朝の再現ミュージアムが多いわけでもないので、とりあえず行ってみました。)



ビクトリア朝の教室の再現は、よかったです。Ragged Schoolと同じ感じですが。



やはり指物教授ってあるんだなあとか。



60年代のロックの時代の展示とか、兵士・市民目線での第1次世界大戦の展示とかわりとよかったので、このミュージアムお勧めです。


目的その2は、ラウントリーのヨーク調査(貧困調査)のヨークを見てみようというものでした。

そこで、改めて思い知ったのが、ヨークはチョコレート産業の集積地であるということ。
ヨーク調査のシーボム・ラウントリーは、ラウントリー社というキットカットをつくった会社の跡取りであったということです。
(武田尚子2010『チョコレートの世界史』講談社を参照のこと。)

キャッスルミュージアムの街並み再現にもきちんと宣伝が。



クエーカー教徒の福利厚生意識が関係しているとのことで、ヨークの街の中に、学校や保養施設などの跡がたくさん残っていました。
観光案内所で「チョコレートトレイル」なるマップをもらって、うろうろ。

貧困地区だったあたりなどもおぼろげにわかりました。




ヨークは鉄道博物館でも有名なのですが、チョコレートもこの鉄道網は抜きにして語れないとのこと。




ここにもラウントリーの看板が。(なお、趣味で見に行ったRailway Childrenというお芝居でもきちんと駅にはRowntreeの看板が。鉄板ですね。)




日本のガイドブックには、大聖堂(英国国教会)と中世風の街並みばかりが載っていますが、ラウントリーから見るヨーク、おすすめです。

ダイヤゴン横丁みたいな街も楽しかったですけどね。

 


(おまけ)観光案内所でヨークチョコレートストーリーというアトラクションを紹介されたので行ってみました。

貧困とはあまり関係なかったけど、ヨークとチョコレートの関係はよくわかりました。

行ったら、英語だけだけど大丈夫?といわれ、日本人もアジア人もいなかったです。でも、「キットカットを世界で一番消費しているのは?」という質問の答えは、「日本。桜味とか抹茶味とかクレイジーなフレーバーを量産している」。「きっと勝つのごろ合わせで売ってる」ともきちんと書いてあったので、もっと日本人向けに宣伝すべきなのではなかろうか。




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