ゼミ等の報告が学科公式ブログに吸収され、在外研究をはさんで絶望的に忙しかった結果、この過疎ブログは告知専用かのようになってしまっていて恐れ入ります。
Alan Prout, 2005, Future of Childhood, Routledgeの翻訳を出版しました。
言説(構築)性と物質性、自然と文化の問題を中心に子ども/大人、発達などの枠組みを問い直し、新たな理論へと練り上げようとする本です。
こういった問題設定は、ジェンダーや科学技術社会論では議論されつくしたものではありますが、それを「子ども」を対象とした理論研究として書き上げた点で、重要文献であり、ヨーロッパでは新古典となりつつある本です。
私は理論のみで論文を書ける研究者ではないので、資料に基づきつつ、「子ども」の見方について考え、書いてまいりました。
本書の議論に全面賛成しているというわけではありませんが、私が考えたいのと同じ理論的問題を理論として書ききった本として、本書を訳出することで次なる学術的議論につなげていけたらと思い、不慣れな作業を行いました。
ぜひお手にとっていただけましたら幸いです。
著者ではありませんが、書評等にはほいほい出かけてまいります。
なお、2016年度、色々なタイムスパンのお仕事が一気に形になっております。
なんか、1年くらい校正ばかりやっていた気がします。
2017年度は、締め切りに追われずに自由に調べものや考えごとをする潜伏期間にしたいものです。
※ついでにこれもよろしくお願いします。『これからの子ども社会学』を理論的に参照しつつ、戦前期日本の子ども観が一枚岩でないことを描こうとしています。子どもの身体が各状況・制度においてどう捉えられていったかなどにも注目し、単純な「子どもの誕生」「子どもの消滅」とは違う形で、子どもの近代を描こうとしています。
Alan Prout, 2005, Future of Childhood, Routledgeの翻訳を出版しました。
言説(構築)性と物質性、自然と文化の問題を中心に子ども/大人、発達などの枠組みを問い直し、新たな理論へと練り上げようとする本です。
こういった問題設定は、ジェンダーや科学技術社会論では議論されつくしたものではありますが、それを「子ども」を対象とした理論研究として書き上げた点で、重要文献であり、ヨーロッパでは新古典となりつつある本です。
私は理論のみで論文を書ける研究者ではないので、資料に基づきつつ、「子ども」の見方について考え、書いてまいりました。
本書の議論に全面賛成しているというわけではありませんが、私が考えたいのと同じ理論的問題を理論として書ききった本として、本書を訳出することで次なる学術的議論につなげていけたらと思い、不慣れな作業を行いました。
ぜひお手にとっていただけましたら幸いです。
著者ではありませんが、書評等にはほいほい出かけてまいります。
なお、2016年度、色々なタイムスパンのお仕事が一気に形になっております。
なんか、1年くらい校正ばかりやっていた気がします。
2017年度は、締め切りに追われずに自由に調べものや考えごとをする潜伏期間にしたいものです。
※ついでにこれもよろしくお願いします。『これからの子ども社会学』を理論的に参照しつつ、戦前期日本の子ども観が一枚岩でないことを描こうとしています。子どもの身体が各状況・制度においてどう捉えられていったかなどにも注目し、単純な「子どもの誕生」「子どもの消滅」とは違う形で、子どもの近代を描こうとしています。
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