近況報告。

・・・のつもりではじめたのですが・・・。
ゼミについては、学科公式ブログで報告しています。

ママと泡。

2011-06-29 01:08:15 | 近況とか。
どうでもいい話。

在庫管理に失敗し、近所でやむなく買った食器洗い洗剤が、
すすいだ瞬間キュキュットしないことにひどく腹を立てております。

それで、ふと、ふと某動画サイトを検索し、ライ○ンと花○の
70年代後半から90年代前半の食器洗い洗剤のCM集にたどりつきました。
(こういうのって著作権はクリアしてないのかな?)

改めて見てみると…。

・だいたい名前が「ママロー○ル」とか「ママレ○ン」とか、
 「ファミリー○ュア」とか、色々な負荷を感じさせる。
 (だんだん淘汰され、最近は機能を名に冠しているのが面白いかも。)

・花○は、基本男性不在。新米ミセス。(稀に姑や小さい子登場。)
 でも、「きれいな手してますね」とモテる。
 (その延長がキュ○ュットさんなのか?)

・ライ○ンのほうが、「ママ」を冠していたわりに、
 ジェンダー意識の変化が見て取れる。
 初期は夫と子供が片付けもせず席をたち「さて」みたいなCMだったのが、
 80年代になると男性が「ママレ○ン」を紹介していたり、
 有名な「○ャーミーグリーンを使うと~手をつなぎたくなる~♪」で
 男女が手をつなぐ「新しい」夫婦像を演出したり。
 (泡の○カラは主婦と思しきスポンジ状のキャラだけど。)

・という潜在的メッセージに加え、表向きは露骨に機能をうたい続けている。
 「油汚れに強い」「泡切れがよい」「手にやさしい」が三大欲求らしい。
 (オプションは「香り」で、最近は「泡が持続する」が加わる。)

てなことに気づきました。
(キュ○ュットへの恨みから、30分も一生懸命見てしまいましたよ。)

洗濯用洗剤の方は、これまた衝撃を伴って受容された○ールドとか
(男性が洗濯と言っても、先輩後輩関係、しかも後輩イケメンという
異性愛秩序に近い関係ですが)、
お父さんがたまにだけ洗濯機掃除する○リエールとか色々ありますが。




東京朝鮮中高級学校文化祭。

2011-06-13 14:36:20 | 近況とか。
今年も文化祭に行ってきました。

昨年いったときの感想
60周年のときの感想

ラグビー部が対外試合をしていたり、テコンドー部の演武がみられたり、


舞踊部の舞がみられたり、


民族音楽を聞けたり、楽器を弾けたり、


チョゴリファッションショーがみられたり、試着できたり、


シンポジウムが聞けたり映画が見られたり、
  します。

屋台があって、いわゆる高校の「文化祭」というより大学の学園祭に近いか?
しかし、大人もあつまってお酒を飲んでいたりするのは、
戦前の運動会のようなコミュニティ機能があるのか?
学校がコミュニティを可視化してしまうような結節点になっているところが
おもしろいなあと思います。

内部にとってはたいした強い意味を持たない
「ありふれた言い回し」や「ありふれた光景」に、
見学者は「うわ北朝鮮だ!」と過剰な意味を見いだして違和感を覚えたり、
かなり偏った解釈で質問してしまったりするけれど、
質問された生徒はたいしたことだと思ってないから
何に違和感をもたれているかわからない、
という光景は何度きても同じだなあと思いました。
(そのあたりの話は、上の60周年の感想に書きました。)

途中で下にあげた本の著者と合流できたので、そのあたりのことを
少し伺ったりして、楽しかったです。

民族衣装をもとにした有名なチマチョゴリ制服。
韓東賢2006『チマ・チョゴリ制服の民族誌』双風社

うちの母校も不思議な「腰紐」のあるジャンパースカートなのは、
女学生の袴をモチーフにしたとならったような。
そして、似たような銅像が・・・。学校文化って不思議。

で、結局今年もやってみる↓



2年連続して行ってみて…
去年は高校無償化問題を訴えようという熱気を感じ、
署名なども盛んに行われていたのですが、
今年はそういった「外部に伝えたい」という熱気は少なかった気がしました。
テーマ自体が震災関係でチャリティ色がつよかったというのも大きいかな。
その分、「理解ある」見学者と、定番化した祭りを楽しんでいる内外とで、
予定調和の色彩が強かった気も。
(でも、私も見慣れてきているだけかも。)

もちろん、それが悪いことではなくて、
そもそも文化祭といっても、祭りではあっても成果発表会ではなく、
拉致問題などがあった中で日本社会へ発信するという意味合いが強く
「文化」にかけられている意味もとても重たいところに、
無償化問題という更なる負荷がかかった状態だったので、
年中行事化していくならそれもよいのではないかと思います。

(おまけ)
今年の写真
去年の写真



「不正」って何さ?

2011-06-10 14:20:01 | 考えごととか。
きっとすぐ改善策がとられ、out of dateな話になるでしょうし、
以下の情報が正しいならば、という話ですが。

「2科目受験し解答時間を倍に…センター試験で“裏技”発覚」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000503-san-soci
産経新聞 6月10日(金)0時35分配信

――大学入試センターでは「そうしたやり方を本当に受験生がやったら不正だ」としながらも、「不正が可能な制度であることは間違いないが、試験の実施方法の変更は考えていない」

――同センターは「試験の際に不正を行わないように徹底し、不正があった場合は受験を無効にする」としているが文科省は「1科目選択の大学の場合は、(不正ができない)1科目目を採点するなど、防止策を入試センターと大学側で協議してほしい」としている


うーん。
私に妙にプラグマティックなところがあるからでしょうか? そもそも、制度が可能にする「工夫」を「不正」と呼ぶのがいいのかという疑問が浮かびます。税金を納めないのは「不正」だけれど、制度の範囲で節税するのは「工夫」というか、むしろ節税対策をしていない経営者は嗤われます。それを精神論に落とすのはいかがなものかと。
「クラスルームの正義論」とでも言いましょうか…。

「工夫」が試験の基本原則である「時間の統一による公平性」にもとるならば制度がおかしいわけで、さすが制度の網の目でいろいろ通すすべを心得ている官僚(文科省)の要請はごもっとも。

(でも、1科目目採点にすると、本当に2科目真剣に受けた上で、1科目でいい大学に出願する折はよかったほうを使おうと思っていた受験生の選択肢を狭めることににはならないのかな? 
みんな2科目で2時間になればある意味公平のような気もしますが。まあ、2科目本気受験の人と1つは捨て科目という人でたしかに不公平は残るかな。特に計算などがある理科。
なんか出口なし…。
ちなみに、得点調整に影響を与えるという話は、今も念のため受けているだけの受験生も入っているわけだから、捨て科目受験も込みで得点調整制度が安定することもありそうな気もしますけど、こちらは素人考え。)