ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドバイ携帯電話の入手方法

2006年12月19日 00時34分45秒 | ICT
出張をしていて困るのは、携帯電話だ。会社からシンガポール番号の携帯電話を貸与されてもってきているので、会社との連絡は不自由しないが、現地のお客様やアパート探しのため電話する不動産屋に、シンガポールの番号を知らせてもまず電話してもらえないし、第一失礼というものだ。友人や何人かのお客様に聞いてみたが、ビザがないと携帯電話も買えないのではという反応だった。あきらめかけていた頃、あるお客様からビザがなくても、ETISALAT(UAEの第一キャリア)の携帯電話のSIMカードが買えるという話をうかがった。

早速、バージュマンセンターにある携帯電話のショップに行って聞いてみたところ、パスポートの写真が貼ってあるページと入国スタンプのページのコピーがあれば、ビザがなくても買えるという。ホテルに帰ってパスポートをコピーし、コンシェルジェに教えてもらったホテルの近くのショップに持ち込むと入国スタンプのページのコピーは不要と返され、すんなりと買うことができた。

料金165ディルハムの内、10ディルハムが通話料分だ。東京と話していてあっという間にチャージ切れになった(日本と違い、発信側だけでなく着信側も課金されるので注意が必要)。名刺サイズのリチャージ用のスクラッチカード(25ディルハムと40ディルハムも2種類)が売られていて、携帯電話からカードに印刷された番号を送信してチャージする。初めての経験だったが、リチャージは意外に簡単だった。

ショップでは携帯電話の本体はノキアの一番安いものが、155ディルハムで売られていた。モトローラのものはさらに安く100ディルハム未満で売られていた。ソニエリのものはちょっと高めの価格帯をねらっていて、手に取る人も少ないようだった。

第二キャリアのDuが近々、携帯電話サービスを開始するようだ。街中のそこここでみられる、民族衣装をまとった白髯の老人が雨の中で両手をひろげて天を仰ぐ姿を描いた広告(下の写真)が、なかなかかっこよい(でも、これってどういう意味があるのだろう)。日本と違って、端末の仕様をキャリアが決めてしまうということはないので、端末市場に直接影響を与えることはないかもしれないが、携帯電話市場が活性化し、料金値下げが起こることが期待される。

写真右上がETISALATのGSM携帯電話用のSIMカード(右下のFOMAカードと形状、大きさは同じ)。左のようなGSM携帯電話に挿して使用する。




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