ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

参院選 自民党大敗に想う

2007年07月30日 21時59分37秒 | 時事
自民大敗、民主60議席 野党勢力、与党を大きく上回る(朝日新聞) - goo ニュース

時差ボケがとれず眠いので、昨日はブログを更新したら選挙速報も見ないで早々と寝てしまった。参院選の結果は今朝になって知った。

これほどの大敗とは思わなかったが、自民党の敗北はドバイで在外投票をした時点ですでに予感があった。自民党から立候補していたかつての同僚二人は1勝1敗で、複雑だ。

郵政民営化が争点だった前回の衆院選では、小泉首相は衆院を解散して国民の信を問うた。国民が郵政民営化を本当に理解して支持したのかどうかはよくわからないが、結果として自民党は劇的な勝利を収めた。当時、自民党の広報戦略が功を奏したと見る向きもあったが、同じ広報スタッフで戦って今回の結果だから、必ずしも当たらない。

ガルフニュースの7月30日版(ウェブ版)では、当選を示す赤いリボンが一面に刺さったボードを前に得意満面の民主党管代表の写真を掲げている。記事は、自民党の大敗の原因として次のように書いている:
「日本の(国際)安全保障における地位の向上、平和主義憲法の改正、学校教育における愛国心の涵養を掲げた安倍総理は、有権者から離れてしまっていた」(Abe, who pledged to boost Japan's security profile, rewrite its pacifist constitution and nurture patriotism in schools, was out of touch with voters.)閣僚の相次ぐスキャンダルや失言の影響も当然あったに違いないが、上の分析は的を得ている気がする。

安倍総理は早々と続投を宣言した。中国との外交関係など、小泉政権から安倍政権になって改善したと評価できる点もある。国会運営はこれからますます難しくなるが、聞く耳は持っている人のようだから、今後の政策の軌道修正に期待したい。まずは、失言・スキャンダル続きで総理の足を引っ張ってばかりいた閣僚選びは慎重を期したいものだ。


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1 コメント

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安倍さんの敵 (norinori)
2007-07-31 14:32:03
安倍さんにこれ以上続けられれば都合の悪い勢力(マスコミ含む)が結集、全力をあげてイメージダウン戦略をやったと見てます。
都合の悪い勢力とは、既得権益を侵害されそうな「日教組」「自治労」などの労働組合、公務員、パチンコ屋系、消費者金融系、朝鮮総連などの朝鮮人勢力、いままで国民をだまし続けたのがばれそうになっているマスコミ、その他がこぞって民主を応援したということでしょう。
安倍さんが、連中にとって脅威だったということは、安倍さんのやってきたことは間違ってなかったと思います。
すぐ妥協してしまうような他の人にはできないことでしょう。
今回の自民敗北で、マスコミによって日本国民はツンボ桟敷に置かれたし、今までも置かれて来たんだなあとつくづく思います。
安倍さんには、「辞めるのが当然」というマスコミによる印象操作を気にせず、がんばってほしいと思います。・・・がんばってもらわないと。
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