ロンドンの同僚から、中東の海底ケーブル破損の原因について、当地ではどう報じられているかとの問い合わせが届く。ITUの幹部が国際会議でテロの可能性を指摘したらしい。
ドバイでインターネットの接続障害の主な原因は、エジプトの沖合の海底ケーブルの切断が原因と聞いているが、この他にもUAEとカタール間、UAEとオマーンの間など、計5本のケーブルが短期間に相次いで破損したということだ。海底ケーブルは切れることがあるということを前提に通信会社はネットワークを構築しているが、こうもおびただしい数のケーブルが短期間に同じ地域で切れるのは珍しい。テロの可能性を疑いたくなるのもわかる。
ウェブ上では、イランやはたまた米国の陰謀説など様々な怪情報が飛び交っているようだ。だが、いずれもこの地域の通信を混乱に陥らせることで、誰にどんな得があるのか合理的に説明できていない。ケーブルの保守をしている会社はてんてんこまいで商売繁盛だったろうが、まさか彼らがこんなことをするわけもない。
素人考えでは、破損した海底ケーブルを引き上げて断面を解析したら、一体何によって切断されたものかはわかりそうなものだ。破損した5本のケーブルの内、少なくとも1本は船の碇によって傷つけられことが発表されている。これ以上の風説の流布を防ぐためには、他のケーブルについても、関係者がきちんと原因を究明して公表すべきだろう。
ドバイでインターネットの接続障害の主な原因は、エジプトの沖合の海底ケーブルの切断が原因と聞いているが、この他にもUAEとカタール間、UAEとオマーンの間など、計5本のケーブルが短期間に相次いで破損したということだ。海底ケーブルは切れることがあるということを前提に通信会社はネットワークを構築しているが、こうもおびただしい数のケーブルが短期間に同じ地域で切れるのは珍しい。テロの可能性を疑いたくなるのもわかる。
ウェブ上では、イランやはたまた米国の陰謀説など様々な怪情報が飛び交っているようだ。だが、いずれもこの地域の通信を混乱に陥らせることで、誰にどんな得があるのか合理的に説明できていない。ケーブルの保守をしている会社はてんてんこまいで商売繁盛だったろうが、まさか彼らがこんなことをするわけもない。
素人考えでは、破損した海底ケーブルを引き上げて断面を解析したら、一体何によって切断されたものかはわかりそうなものだ。破損した5本のケーブルの内、少なくとも1本は船の碇によって傷つけられことが発表されている。これ以上の風説の流布を防ぐためには、他のケーブルについても、関係者がきちんと原因を究明して公表すべきだろう。