ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ワシントンDCの天皇誕生日祝賀会

2008年12月10日 23時39分05秒 | 時事
今年のワシントンDCの天皇誕生日祝賀会は、今日12月10日だった。大使館から招待を受けていた当地の駐在員にくっついて出席させてもらう。

会場はドバイのようにホテルのボール・ルームではなくて、大使公邸だ。聞くところによれば、大使館の横にあって会議などのために利用されている旧公邸から田中角栄首相の時代に移転したものらしい。もしかしたらホワイトハウスよりも広いのではと思わせる広大な敷地に建てられた公邸のボール・ルームは高い天井にシャンデリアがさんぜんと輝き5つ星ホテルのそれと比べても遜色ない。赤絨毯を踏んで日本庭園に面した茶室を見学させてもらったが、これも素晴らしい。大使館の職員の数も200人と聞くし、外務省の中でも破格の予算を与えられているに違いない。

出席者は、去年は700人だったらしいが、今年はそれ以上になりそうと小耳に挟んだ。日本人と非日本人の比率は半々くらい。軍服を着た人々もいて、日本人の駐在員が大半のドバイの祝賀会とは随分印象が異なる。

明治時代、鹿鳴館に欧米列強の外交官や武官を招いて開かれたパーティーは、もしやこんな感じだったのではあるまいか。ワシントンの最もワシントンらしいところを垣間見た気がする。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (松本)
2008-12-12 10:55:04
うらやましいなあ、そういうところを見物できて。

もしかするとそこは、機能的でなくて予算の無駄遣いと時々取り上げられる場所でしたっけ? いや、それは大使館の方だったかな。なんでも、古くて立派なんだけど、機能的でなくて、しかもかなり高値で買った物で、でも小和田大使が熱心に買った物だったので批判が難しい、とか言う話を見たことがありますが。
返信する