ヒゲトリマー

有楽町ビルの地下１階にあるラ・ベルデで外国法事務弁護士事務所のパートナーをしている友人と食事する。ラ・ベルデは彼とよく来る店だ。１年くらい前に経営者が変わって料理の味が目立って落ち（アミノ酸の使い過ぎだと思った）、一時足が遠のいていたが、最近元の味に戻ったようで、また通うようになっている。注文する品は、大体いつも決まっていて、ほうれんそうとベーコンのサラダ、それに魚（今日は真鯛だった）のカルパッチョ、アラビアータのスパゲティにきのこのリゾットだ。友人は、この後事務所で仕事が待っているためオレンジジュースを、私は生ビールの中ジョッキ（４００円）を注文する。ドバイのちょうど二分の一の値段だと思った。

友人とはワシントンＤＣにあるロースクール（二人ともロースクールは２校行っていて、２校目の学校）で一緒になって以来の関係で、ここ数年はお互いの事務所が近いこともあり、海外出張がないときは１週間に１回のペースで会って、仕事の悩みや愚痴を言い合っている。彼には、たまに無料法律相談にのってもらうこともあり、私は趣味のパソコンや携帯電話についてアドバイスするという感じだ。仕事上の利害関係や打算がなくなんでも話せる友人を持つことができるかどうかが、異国の地に単身赴任して精神のバランスを保っていく鍵かもしれない。

友人のすすめで、帰りに有楽町ビックカメラに寄り、懸案であった「ヒゲトリマー」を買う。こういう製品があるのを今まで知らなかったが、種類も多く、高いものでは１万円近くする。売り場の隣には、鼻毛カッター、耳毛カッターなどという製品も陳列されていて、購買意欲を大いにそそられる。まずは試しに、一番安いナショナルのＥＲ２４１Ｐ（２６７０円）を買う。大失敗しそうな予感がするので、実際に使うのは明日の仕事納めが終わってからにするつもり。