ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

経産省がドバイで模倣品調査

2008年06月22日 22時55分30秒 | 時事
ドバイ経由で「日本製」 今夏 経産省が模倣品調査(産経新聞) - goo ニュース

こんな風に報道されてからの調査は実効があるのだろうか。外交問題に発展しかねないから、相手の国に仁義を切ってからというのは理解できる。だが、時期を特定して調査に来ると発表されれば、無法者もその期間だけ地下にもぐるのは難しいことではないと思われる。

報道によれば、中国などで生産された製品がドバイで日本製に化けた後、アジアなどへ再輸出されるということだ。そもそもなぜ模倣品を作るのにドバイくんだりまで運ぶ必要があるのか。模倣品の取締が甘いと言われる東南アジア以上に、ドバイの取締は緩いのだろうか。

たしかに、この国の政府に、模倣品の流通を取締ろうという意欲があるかは疑わしい。

模倣品と言えば、昨年の暮れに行ったドラゴンマートのことを思い出す。そこではiPodなどの模倣品が堂々と売られていた。経産省の調査団も、こういうところを視察していったらいいと思う。

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