ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

du インターネット全断

2008年01月30日 23時14分27秒 | ICT
事務所のインターネットがつながらなくなったのは正午ちょっと前のこと。事務所が入居しているフリーゾーンは、duが独占的にインターネットを提供している地域で、duに問い合わせるとシステムがダウンしているという説明だ。その内復旧するだろうと思いながら、外出してお客様との打合せをしているところに、やはりduの回線を利用しているお得意様から電話がある。どうやら、海底ケーブルの切断があり復旧までには非常に時間がかかるらしい。

インド人社員に調べさせたところ、こういうことらしい。エジプトのアレキサンドリア沖合20キロの海底でなんらかの原因で通信ケーブルが切断された。UAEを通る海底ケーブルは3本あって、その内duが使っているケーブルとエティサラットが使っている2本のケーブルの内1本が切れた。エティサラットはもう1本のケーブルを使って、渋滞で速度は遅くなるものの使えるが、duは全く使えない状態だという。

打合せを終えて事務所に帰ると、インターネットがないと仕事にならない東京からの出張者はお手上げの状況だ。やむなく、エティサラットのADSLが使えるはずの私のアパートに連れて行く。だが、ただでさえ遅いエティサラットのADSLはダイヤルアップとかわらないほどの遅さ。いつもなら1分とかからないメールのダウンロードに30分以上もかかってしまう。

こういった時、日本ならインターネット・サービス・プロバイダのホームページに故障情報が掲載されるものだが、duもエティサラットも何の情報も載せていない。こういうところが、この国の駄目なところだと思う。

インターネット難民となってしまった私、明日は大半が自宅勤務となりそうだ。

最新の画像もっと見る