また一つ、ドバイ名物が増えた。
11月26日、大観衆が見守る中、クイーン・エリザベス2世号(QE2)がドバイのポート・ラーシッドに碇を下ろした。英国サザンプトンの港を出たのが11月11日。15日間をかけて、地中海からスエズ運河、紅海を通り、イエメン沖など海賊が跋扈する海域では厳重な護衛の下、アラビア半島をぐるりと一回りしてきた。
全長294メートルのこの船は、今後二三年かけて改装され、パーム・ジュメイラで客室数200、マンション120戸に5つのレストランを持つホテルに生まれ変わる予定という。
だが、クルージングの経験のない私には、今ひとつぴんとこない。船に限らず乗り物は動いていてこそ値打ちがある、と思う。それに、海に浮かんでいれば、波に揺れて船酔いなどしたりしないのだろうか、といらぬ心配をしたくなる。
女王陛下の名を冠したこの船の進水式は1967年9月。ドバイのランドマークと言えば、まだクロック・タワーくらいしかなかった頃だ。その41年後にペルシャ湾を終の港にしようとは、一体誰が予想しただろう。
11月26日、大観衆が見守る中、クイーン・エリザベス2世号(QE2)がドバイのポート・ラーシッドに碇を下ろした。英国サザンプトンの港を出たのが11月11日。15日間をかけて、地中海からスエズ運河、紅海を通り、イエメン沖など海賊が跋扈する海域では厳重な護衛の下、アラビア半島をぐるりと一回りしてきた。
全長294メートルのこの船は、今後二三年かけて改装され、パーム・ジュメイラで客室数200、マンション120戸に5つのレストランを持つホテルに生まれ変わる予定という。
だが、クルージングの経験のない私には、今ひとつぴんとこない。船に限らず乗り物は動いていてこそ値打ちがある、と思う。それに、海に浮かんでいれば、波に揺れて船酔いなどしたりしないのだろうか、といらぬ心配をしたくなる。
女王陛下の名を冠したこの船の進水式は1967年9月。ドバイのランドマークと言えば、まだクロック・タワーくらいしかなかった頃だ。その41年後にペルシャ湾を終の港にしようとは、一体誰が予想しただろう。