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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

権兵衛餅

2011年10月06日 20時07分00秒 | 関心事
「平成の大合併」により同じ豊岡市となりましたが、Kanother父方のルーツの合併前の旧町名は、出石町。ちなみに読みは「いずし」です。

但馬の小京都とも呼ばれるこの町、近年は蕎麦で結構有名になったりしてるんですが、そして夏休みなどにチョイチョイ滞在してたりしてたKanother的幼少時にも蕎麦はそれなりに名産だったりしてたんですが、当時は観光客など1人も見かけない、といって過言でないくらいの、ひっそりとした田舎町でした。まあ、今でも田舎ですが。そんな出石の隠れた銘菓が、本日ご紹介のこちら「権兵衛餅」。好きなんすよねぇ、これが。

で、権兵衛っていったい誰なのさってことなんですが、そもそもその昔の出石は出石藩の城下町で、こちらの藩主・仙石家の藩祖として、仙石権兵衛秀久公という方がおられたんだそうです。こちらの方は戦国時代の豪勇の士で豊臣秀吉に仕えて名を挙げ、中でも大阪城内での石川五右衛門の召し取りや小田原攻めで抜群の戦功をおさめたりなんかしており、箱根の「仙石原」ってぇ地名はこの方の名前からつけられてんだそうですよ。

で、そんな仙石秀久公の威徳を讃えて命名されたのが、この『権兵衛餅』ってワケですが、この真っ白で柔らかい餅肌とタップリと入った粒餡が、今も昔もKanotherを虜にして止まないんですよ。嗚呼、こんなこと書いてるとまた喰いたくなってくる。今上陛下が皇太子殿下であった昭和57年の但馬路御行啓の折にはお召し上がりの栄にも浴した湖月堂の「権兵衛餅」。但馬へお越しの際には是非ともご賞味くださいませ。その美味しさ、Kanother的に保証致しますよッ!