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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

みたかや酒場

2013年03月30日 23時32分00秒 | 酒場は浮世のパラダイス
今日のKanother、野暮用などあって品川だの目黒だの渋谷だのといった辺りをうろついてたんですが、何てんですかねぇ、何だかどうにもケツの座りが悪いワケですよ、でたん本所支部長としては。

そんなワケで、そんな座りの悪いケツを落ちつけるべく、戻ってきた下町で入ったのがこちら、みたかや酒場。本所支部から歩いて行ける距離の下町酒場でございます。



調理場をグルリと囲むカウンターと小さなテーブルが一つ。それを常連さんが賑やかしく埋め尽くしてて、如何にも下町酒場的な風情漂うこちらの名物は、プルップルの煮込み。



どうすか、この見るからにとろけそうな脂身は?そして年季の入ったおツユの色は?この色は、下町の酒場の良さがすべて詰まった色なんよね。

長い時間をかけて、柔らかくなって、味わい深くなって、その全てがゆっくりと飴色に染み込んでいく。それが酒場なワケですよ。煮込みなワケですよ。

嗚呼、そういうものに、わたしはなりたい。

まとい駒

2013年02月12日 02時11分00秒 | 酒場は浮世のパラダイス
昨日ご紹介させて頂きました、赤札屋さんと言うお店。こちらの赤坂店にはでたん活動前夜、Konoと打合せと称してよく呑んだものでしたが、ホームページをよくよく見ると、新橋店って載ってないっすね。何なんでしょうか。同名別店?それとも別資本のフランチャイズ?何なんでしょうか。ご存知の方、書き込み夜露詩句です。

それはさておき、その赤札屋と同じような時期にやはり新橋でフラフラと呑み屋を探してたんですな。とは言えその時はもう1軒目でそこそこ呑んでたんで、取り敢えず路地曲がった角でもう入っちゃおう的な感じでそこにあったお店に入ったんでした。それが「まとい駒」というお店。

そこでまた熱燗など呑みつつチラチラとメニューを眺めておりますと、やはり「ニラ玉」の文字が。ニラ玉ハンター・Kanother的に、これは注文しないワケには参りません。

昨日もお話しさせて頂きましたが、簡単におさらいさせて頂きますと、Kanother的にニラ玉を「卵焼き型」「オムレツ型」「野菜炒め型」「吸い物型」「ツユだく型」「チヂミ型」「スクランブルエッグ型」「ほぼニラ炒め型」、そして「卵とじ型(仮称)」に分類しているワケですが、こちら新橋・まとい駒のニラ玉は、まさにこの「卵とじ型(仮称)」。

ただし赤札屋さんと違うところは、豚肉ではなく油揚げが使用されているところ。しかしこれこそが「ニラ玉的世界観」を体現しているように思えるワケなんですよ。即ち、そこに豚肉が入ろうが油揚げが入ろうが、そんなことは関係なし。それらすべてを包み込む懐の深さこそが、ニラ玉をニラ玉たらしめてるんすよね。そうだったんですよ!

まだまだ奥深いニラ玉の世界。様々なニラ玉に触れるたび『そもそも「ニラ玉」って何かね?』と言う迷いに心が揺れそうになるKanotherでしたが、改めて『ニラと卵さえ使ってあれば、それはニラ玉である』という原点を思い返させてくれた、まとい駒のニラ玉だったんでした。ニラ玉を巡る旅に、終わりはないようです。



赤札屋

2013年02月11日 11時11分00秒 | 酒場は浮世のパラダイス
みなさん、赤札屋さんと言う居酒屋をご存知でしょうか?酒も肴もヒジョーに安くて、もうガンガン呑めと言わんばかりのお店なんですが、こちらの赤坂店にはでたん活動前夜、Konoと打合せと称してよく呑んだものでした。

先日、新橋で呑み先を探しているとき、そんな赤札屋さんの懐かしい看板が目に入ったもんで、久し振りに入店、瓶ビールなど呑みつつチラチラとメニューを眺めておりますと、そこに「ニラ玉」の文字が。ニラ玉ハンター・Kanother的に、これは注文しないワケには参りません。

既にご案内のように、Kanother的にニラ玉を「卵焼き型」「オムレツ型」「野菜炒め型」「吸い物型」「ツユだく型」「チヂミ型」「スクランブルエッグ型」、そして「ほぼニラ炒め型」に分類しているワケですが、こちら新橋・赤札屋のニラ玉は、またまた既存のジャンルに分類できない、「新種発見!たまごっち」だったのです。

いや、新種と言うよりも折衷型とでも言うべきでしょうか?というのも、下の写真を観て頂ければわかりますが、見た目としては「ツユだく型」でありながら、ニラと卵だけではなく、豚肉が入っているワケですよ。

ニラと卵以来の素材を用いたものとしては、豚肉入りの「オムレツ型」や、具沢山な「野菜炒め型」があったワケですが、これらはいずれも「ツユだく」ではありませんでした。これはいったい、何と名付ければよいものでしょうか?悩ましいですが、何となく見た目がカツ煮風ってか、肉とニラを卵とだし汁で卵とじ風に仕上げた的な趣があるので、取り敢えず「卵とじ型(仮称)」とでもしておきましょうかね。仮称っても、ニラ玉をカテゴライズしようとしているのがたぶんKanotherだけなので、ワシが決めるしかないワケですが。

そんなこんなで新橋・赤札屋のニラ玉、ニラ玉ハンター・Kanother的に、まだまだ奥深いニラ玉の世界を、またまた再認識させられた一皿でした。『そもそも「ニラ玉」って何かね?』と言う根源的な問い。新たなニラ玉に出会う度、この言葉が頭の中で静かにリフレインする、Kanotherだったんでした。



南砂・山城屋さんのニラ玉

2012年03月27日 22時07分00秒 | 酒場は浮世のパラダイス
先日、念願の南砂・山城屋酒場さんに伺ったってな話しを差し上げたことがありました。いやぁ、とても良い酒場でしたねぇ、ホントに。

で、その時にはブリ照りのお話しだけを差し上げておりましたが、もう一つ、Kanother的に唸らされた一品があったんでした。それは何かと言うと、ニラ玉。そう、Kanother的にその多様性について、かねてより言及し続けている、あのメニューです。

既にご案内のように、Kanother的にニラ玉を「卵焼き型」「オムレツ型」「野菜炒め型」「吸い物型」「ツユだく型」「スクランブルエッグ型」に分類しているワケですが、南砂・山城屋酒場のニラ玉は、既存のジャンルに分類できない、またまた「新種発見!たまごっち」だったのです。

下の写真を観て頂ければわかりますが、ほぼ「ニラ炒め」。ニラと言う素材に絶対の自信を持ってらっしゃるんでしょうか。でなければ、ここまでニラニラしたニラ玉を出すことは出来ないでしょう。実際、ホントに爽やかなニラの香りと心地好い歯触りで、この一皿だけでチューハイ3杯ほど呑んでまったほどです。

メシ系メニューの豊富な南砂・山城屋酒場さんだけに、メシのアテにも良いだろうなぁ、て感じのオカズ力も兼ね備えているニラ玉でした。素晴らしい。良い店だなぁ、ホントに。

そんなこんなで南砂・山城屋酒場のニラ玉、ニラ玉ハンター・Kanother的に、まだまだ奥深いニラ玉の世界を再認識させられた一皿でしたねぇ。改めて『そもそも「ニラ玉」って何かね?』と言う根源的な問いが、久し振りに頭の中で静かにリフレインした夜だったんでした。ホント、この問いに答えはあるのか・・・・・・



山城屋酒場@南砂

2012年02月23日 23時23分00秒 | 酒場は浮世のパラダイス
Kanother的お気に入りの下町・支部近な酒場の名店「山城屋酒場」さん。この場でも何度もご紹介の山城屋さんですが、実は同じ名前のお店が本所支部からは少し離れた江東区は南砂にもあるってぇ話しを前から聞いていたんです。

同じ江東区とは言え支部からはちとばかし離れていることに加え、不動産屋的に言うと「3駅利用可」な立地、すなわち色んな駅からどれもこれも遠いというお店の場所的なものもあり、伺う機会がないまま今日まで来ておりました。

しかし今日のKanotherは、その南砂でシゴト終わり。しかもまだ時間も夕方あたりってぇワケで、これは!これは念願の山城屋酒場さんに伺うチャンスではないですか!



てことで、東京メトロ・南砂駅周辺から歩くこと、15分ほど。程好くビール欲求が高まって来た頃、お店が見えて参りやした。支部近の山城屋酒場さんは結構、小綺麗な感じの店構えだったりしてるんですが、こちら南砂の山城屋酒場さんは、グッと年期が入ってて昭和の空気感満載。住吉の山城屋さんとは親戚関係だったりしてるようなんですが、呑む側としては別の店と認識した方が良いようです。

と言うのも、メニュー的にも住吉と南砂は全く別物と言って良いラインナップ。煮込み、野菜煮、豚唐など住吉・山城屋さんでは名物と言えるメニューが南砂・山城屋さんには全くなく、逆に住吉・山城屋さんには全くない親子丼、玉子丼、焼きめし、焼きそば、茶漬けなどの召し上がりモノが南砂・山城屋さんでは凄ぇ充実しています。

そんな南砂・山城屋さん、常連さんで埋まるなか独りカウンターで呑む酒はフツーに旨いワケですが、住吉に比べてメニュー豊富な喰いもんがまた旨いんすよね。

なかでもKanother的にグッと来たんが、ブリ照り。Kanother的に「ブリ照りの 旨い酒場に ハズレなし」が持論だったりするんですが、このブリ照りは本当に旨かった。

ブリ照りって、醤油やら味醂やら酒やらを良いバランスでブレンドして良いタイミングで焼くって言う、一つ一つはシンプルな作業を全て当たり前にこなすことで旨いブリ照りが出来るんだと思うんですよ。

そんな当たり前の分かりやすい積み上げであるブリ照りが旨いってことは、当たり前のことをフツーに当たり前にこなしている一つの指標かな?て気がしとるワケです。

当たり前のことを当たり前にこなすって、何だか当たり前っぽくて実に目立たないんですが、当たり前のことを当たり前にこなせてるケースってのはよくよく考えると実は凄ぇ少なかったりするんで、これって地味に重要な能力ではなかろうか、とか思ったりするワケですよ。

まあ、酔っ払いのそんな小理屈はともかく、南砂・山城屋さんさブリ照りはじめ、各種喰いもんが悉く旨かった。住吉・山城屋さんとは全く異なる感じでありなから、南砂・山城屋さんの老舗居酒屋的佇まいがまた、味わい深し。同じ名前を名乗りつつも全く別物な両山城屋、Kanother的にはいずれも気に入っちゃいました。

距離的に南砂まではチョイチョイ行けたりはせんのですが、でも機会をにらんで出来るだけ南砂まで足を運びたいと思った、Kanotherだったんでした。ヒック。