「黒猫が目の前を横切ると縁起が悪い」などという迷信がある。
この類の迷信はたくさんある。
特に子供の頃から知っているものは、脳みそに刷り込まれていて未だに信じているものも多いはずだ。
だから、黒猫が自分の目の前を横切っただけで気分が悪くなったりしてしまう。
しかし、これらには一欠けらの論理性もない。増してや因果法則もない。
そういう意味では昔ながらに続く儀式も同類だ。
先日、雨乞いの儀式をしている場面をニュースで放映していた。こんなことがニュースになって全国に流されていること自体が異常だが、そもそも未だに雨乞いをしている人たちがいることに驚愕してしまった。
これらの事例はわかりやすいが、意外とわれわれは何の理由も論理性もなく、信じてしまっていることが多い。
そのような無駄をなくすためには、真理を見抜くための智慧を養う以外に方法はない。