京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

さんしょ178を読んで

2023-02-06 08:04:19 | 俳句
さんしょ178を読んで
              金澤ひろあき
拝復 年が改まって、家族がコロナにかかったり、大雪で動かなくなった電車に閉じ込められたりといろいろな体験をしました。
 閉じ込められた電車の中で、さんしょ178を読みつつ運転再開を待っていました。
○いくら着てもスースー骸骨の吾   伊藤真一
○独り躓きひとり笑い飛ばす     杉山朝子
 年をとると体が変化して行きますね。寒さには弱くなるし、足も衰えるし。
 それをそのまま句にして客観視する。時には笑い飛ばす。生きる知恵かも知れませんね。
○五回目ワクチン人間味薄くなる   鈴木和枝
 本当に何回射たなければならないのでしょうか。安全なのかな。「人間味薄くなる」という表現に、いろいろな不安や疑問がこめられていますね。
○海苔を巻くハタハタハタと新米の旗 萩原君代
○白鳥の空を子どもの声も下校する  山川遊狐
 日本の「心に残る風景」。いつまでも残しておきたい風景。その中にこれらの句に描かれた風景があります。
 生活の中に美を感じるのは、幸せの一つです。


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