京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「頭の重さ」の巻

2023-05-10 13:13:37 | 俳句
フリー句(自由連句)「頭の重さ」の巻
頭の重さどこ吹く風のチューリップ 青島巡紅
人生が誤植みたいで綿毛飛ぶ    金澤ひろあき
惚けてる間に夢が砂となる手のひら 巡紅
そろそろゴール枯葉捨てておく   ひろあき
手紙燃やした彼女と散在させた僕  巡紅 
月のない夜に約束する密会     ひろあき
家康さんも不二山でお茶したか   巡紅
*光悦の作品、国宝。
風神雷神宇宙に土俵入りをする   ひろあき
まだ地球一つも守れない人間    巡紅
みんな同じ人類で乾杯したいものだ ひろあき
薫風や新郎新婦のご入場      巡紅
明るく響く司会者の声       ひろあき
一つ星見上げる人に春の夢      巡紅
小さなメロディー幼なじみの指切りに ひろあき
夢に出て来て欲しい人のアポ取れず  巡紅
蝶々と化した魂紅ほのか       ひろあき
鬼ごっこ墓石台に塀超える      巡紅
*今思うと罰当たり、でも子供の頃は寺も墓場も遊び場感覚だった。
大人には見えなくなった瑠璃の道   ひろあき
火星の大地に鍬入れ光る汗の玉    巡紅
蛸型の二十世紀の宇宙人       ひろあき
人型宇宙人が出る最古の「竹取物語」 巡紅
天に帰る時に初めて知った恋     ひろあき