ひとりある記 桂橋から久世橋へ
金澤 ひろあき
大きな川沿いの道を歩いていると、自分が風景の一つにしかすぎないことに気づきます。
桂の家の近く、桂離宮のそばに春日社という所があり、自然の井戸があります。そこに初詣も兼ねて歩きます。
行ったら子どもが三人。社の中の木に登っています。大人も二人、まねをして木登り。お猿さんにあこがれているのかしらん。
少し歩くと桂大橋。桂川にかかる橋で、ここから見る愛宕山の景色は大好きです。行って見ると、北風がまともに来て寒いこと。愛宕山の上のほうに雲がかかり、雪も積もっているではありませんか。橋を渡り終えてみると、愛宕山だけではなく、西山にも雪。どおりで寒いはずです。
それでも桂川の東岸には、遊ぶ人がいっぱいです。いつもは野球チームが野球をしている所は、凧揚げ会場と化しています。二十人ほどがいっせいに凧揚げです。
凧(いかのぼり)ただ今空と対話中 ひろあき
つかのまの空の陣地や凧
東岸側の河原は広くて、公園があり、広場があり、テニスコートがあります。河原のテニスコートなんてすごいですね。それも五~六面あるのです。若い男女や中年のおじさんたちが、北風の中、テニスをやっています。
犬を連れた人も沢山来ていて、子ども達がサッカーをしている中に、犬も加わります。
北風や犬も加わるサッカーに ひろあき
桂川の下流に向けて、つまり南に向かいます。天神川があらわれ、桂川と並走します。
道は桂川ぞいから天神川ぞいに入ります。この辺りまで来ると、愛宕山、西山、大山崎、天王山が見えます。南は八幡の男山までが見渡せます。
JRの在来線、新幹線のガードをくぐったちょっと先の所で、天神川と桂川が合流します。そこに発電所があるのですが、水力発電なんでしょうね。
凧揚げの人。犬の散歩。そしてジョギングの人。サイクリングの人。そんな中にデッサン帳を持っている女の子が一人。この女の子は結局デッサン帳を開きませんでした。こんな景色の中、もったいない感じがします。
河原に畑を作っている所もあるのですが、農作業をしている人は一人もみかけません。お正月ですしね。
久世橋を越えた所で、雨がポツポツ。こりゃ、大変だ。それで引き返します。暗い空に揚がっている凧は瞑想しているようです。
凧ただ今空に瞑想する ひろあき
金澤 ひろあき
大きな川沿いの道を歩いていると、自分が風景の一つにしかすぎないことに気づきます。
桂の家の近く、桂離宮のそばに春日社という所があり、自然の井戸があります。そこに初詣も兼ねて歩きます。
行ったら子どもが三人。社の中の木に登っています。大人も二人、まねをして木登り。お猿さんにあこがれているのかしらん。
少し歩くと桂大橋。桂川にかかる橋で、ここから見る愛宕山の景色は大好きです。行って見ると、北風がまともに来て寒いこと。愛宕山の上のほうに雲がかかり、雪も積もっているではありませんか。橋を渡り終えてみると、愛宕山だけではなく、西山にも雪。どおりで寒いはずです。
それでも桂川の東岸には、遊ぶ人がいっぱいです。いつもは野球チームが野球をしている所は、凧揚げ会場と化しています。二十人ほどがいっせいに凧揚げです。
凧(いかのぼり)ただ今空と対話中 ひろあき
つかのまの空の陣地や凧
東岸側の河原は広くて、公園があり、広場があり、テニスコートがあります。河原のテニスコートなんてすごいですね。それも五~六面あるのです。若い男女や中年のおじさんたちが、北風の中、テニスをやっています。
犬を連れた人も沢山来ていて、子ども達がサッカーをしている中に、犬も加わります。
北風や犬も加わるサッカーに ひろあき
桂川の下流に向けて、つまり南に向かいます。天神川があらわれ、桂川と並走します。
道は桂川ぞいから天神川ぞいに入ります。この辺りまで来ると、愛宕山、西山、大山崎、天王山が見えます。南は八幡の男山までが見渡せます。
JRの在来線、新幹線のガードをくぐったちょっと先の所で、天神川と桂川が合流します。そこに発電所があるのですが、水力発電なんでしょうね。
凧揚げの人。犬の散歩。そしてジョギングの人。サイクリングの人。そんな中にデッサン帳を持っている女の子が一人。この女の子は結局デッサン帳を開きませんでした。こんな景色の中、もったいない感じがします。
河原に畑を作っている所もあるのですが、農作業をしている人は一人もみかけません。お正月ですしね。
久世橋を越えた所で、雨がポツポツ。こりゃ、大変だ。それで引き返します。暗い空に揚がっている凧は瞑想しているようです。
凧ただ今空に瞑想する ひろあき