そてつと岩の庭
金澤 ひろあき
一
底冷えのする京都の正月です。天気は良いのですが。この底冷えをちょっと逃れるように、友人の中村先生と和歌山へ出かけました。正確に言うと、和歌山県の粉河寺にある石庭を見に行ったのです。
桃山時代の武将にして茶人、上田宗箇が作った豪快な石組みを見に行ったのです。
上田宗箇は、本能寺の変の後、明智光秀の娘婿を討ち、秀吉側に参加。武功を得て大名になりますが、関ヶ原の時、西軍に属し改易。その後、浅野家に仕え家老となります。浅野家が和歌山城主だった頃、粉河寺の石庭を作ったり、名古屋城の庭を造ったりしました。茶では古田織部の弟子となりました。槍の名手で、茶器も庭も豪快だと聞いています。どんな庭なのか興味があったのです。普段は、
じだらくに寝て正月ほっこり ひろあき
ですが、今日は早起きです。
まずは大阪経由で和歌山まで。JRの快速は快適ですので、楽に行けました。和歌山で昼食です。
和歌山で、高菜で巻いたなれ寿司を中村先生が買われましたが、けっこう良いお味です。
和歌山から、和歌山線に乗り換えです。
金澤 ひろあき
一
底冷えのする京都の正月です。天気は良いのですが。この底冷えをちょっと逃れるように、友人の中村先生と和歌山へ出かけました。正確に言うと、和歌山県の粉河寺にある石庭を見に行ったのです。
桃山時代の武将にして茶人、上田宗箇が作った豪快な石組みを見に行ったのです。
上田宗箇は、本能寺の変の後、明智光秀の娘婿を討ち、秀吉側に参加。武功を得て大名になりますが、関ヶ原の時、西軍に属し改易。その後、浅野家に仕え家老となります。浅野家が和歌山城主だった頃、粉河寺の石庭を作ったり、名古屋城の庭を造ったりしました。茶では古田織部の弟子となりました。槍の名手で、茶器も庭も豪快だと聞いています。どんな庭なのか興味があったのです。普段は、
じだらくに寝て正月ほっこり ひろあき
ですが、今日は早起きです。
まずは大阪経由で和歌山まで。JRの快速は快適ですので、楽に行けました。和歌山で昼食です。
和歌山で、高菜で巻いたなれ寿司を中村先生が買われましたが、けっこう良いお味です。
和歌山から、和歌山線に乗り換えです。