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小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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小学生からのメール ~個人情報の保護

2005年12月04日 23時02分50秒 | 小千谷(新潟)
小千谷小学校の6年生の女の子からメールがきた。

「小千谷小学校」で検索したらおやぢママさんのブログを発見しましたw
おやぢママさんの子供さんは小千谷小ですか?
よかったら学年とお名前を教えてもらえませんか?
私は6年★組の「△■○○」です。

はっきりとフルネームでメールをくれた女の子。

私は悩んだ。
相手様が、しかも小学生の子供が名を名乗っているのに私は子供の名前を教えることを拒んでいいのか、HNのまま返信していいのか、と。

このお子さんが傷つかなければいいが・・と危惧しながらも私はやはり「個人情報は教えられないんだよ、ごめんね。」とメールした。

すぐに返事がきた。
「そうですよね^^」と受け入れてくれて安心した。

以下、私が彼女に送ったメールを抜粋します
--------------------------------------------
~(略)
私の子供の学年と名前を知りたいということだけど、
○○ちゃん ごめんね、それは教えてあげられないんだ。

インターネットってね、とても便利だけど自分を守らないと怖いことにもつながるのね。
それは「個人情報を保護する」ということで、学校でも習うと思うんだけどさ。

学校でも注意があったと思うけど、6年生の女の子にジャスコで声かけてきたおじさんがいたでしょう?
そして3年生の子がいる家庭にも「スニーカーを送りたい」から「お友達の電話番号と名前を教えてほしい」って電話をかけてきた変な人がいたのね。
そういう悪い人がいつどこでどんな方法で子供たちをねらっているかわからないの。
だからたとえこのメールが○○ちゃんからのメールであったとしても、こういう形で私の子供の名前を出すことはできないんだ、ごめんね。

それに私は自分の考えを赤裸々に日記にしているので、その日記のことで自分だけじゃなくて子供や家族に迷惑がかかるってこともあるんだ。
私に恨みをもってる人がもしいたとしたら、子供に危害をくわえたりってこともなきにしもあらずなの。
わかってもらえるかな。

あとね、メールやチャットで知らない人と仲良くなることがあるかもしれないけど、自分の個人情報はできるだけ人に教えないようにしようね。
特に電話番号とか名前とか住所、お父さんお母さんの職業などの細かい情報はね。
あなたはホンモノの「△■○○さん」だと思うけど、その気になれば悪い人が「△■○○さん」になりすまして私にメールをよこしてくるということもありえることなのね。悲しいことだけど。

世の中にはそういう悪いこと考えてる人もいるから、自分を守らないとね。
特に女の子はね★
私の言ってることよくわからないかもしれないけど、また質問とかあったらメールちょうだいね。

私の子供は○年生と○年生です。あと保育園にひとり行っています。
○○ちゃんの名前を教えてもらってこっちの名前を教えてあげられないのは本当に心苦しいけど、ごめんね。わかってもらえたらうれしいです。

メール本当にありがとう。
うれしかったよ!
これからもよろしくね★ヾ(〃^∇^)ノ♪

おぢやのおやぢママ

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おつかれさま (すのぱと隊長)
2005-12-04 23:20:35
お疲れ様でした。とっても気を使うことでしたね。実名でメールしてくれた子供に、実名を語らない、っていうのも、それはそれで心苦しいこと。でも、こういう時代だから、個人情報を守るって言うことを学ぶ、良いチャンスだったかも。あちこちで子供が被害にあう犯罪が起きてる。犯罪が起きないことが一番だけど、できるかぎり自分自信で守ることもしなくてはならない。



ママのメールでちゃんと伝わっていると思うよ。気を使って文章にしているのが伝わってきました。
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素晴らしいコメントだとおもいます (tosi)
2005-12-05 09:03:55
 思いやりのある表現で、素晴らしいコメントだとおもいます。ネット社会に踏み出した彼女にとっても、学校では体験できない勉強になったのではないでしょうか。
返信する
Unknown (よーこ。)
2005-12-05 18:22:17
勤務先が個人情報関係のところばかりなのですが、難しい問題ですよね。

ママさんの暖かいメールはきっと彼女にも伝わると思います。

返信する
確かに難しい (ユウ)
2005-12-05 18:53:36
個人情報保護の目的は、悪徳業者、犯罪者に対する

法律だと私は解釈していますが、まともな業者にも

皺寄せ来ています。



あまり過敏になりすぎると 人付き合いにも

影響でますしね。 難しい所です。



そういう時に限って 結構怪しいおぢさん出ちゃうんですよね。(^^A
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嫌な世の中になったもんだ (おぢやのおやぢママ)
2005-12-05 23:50:40
■すのぱと隊長さん

いつも的確なアドバイスありがとうございます。

隊長さんに背中を押されると「そうだよね・・」と前に進む勇気が出ます。



小さな子供を持つ親としては心乱れる事件が多すぎて、ひとごとではないですよね。

小千谷小は不審者に対する対応のしかたは実践で教育しているので子供たちも意識は高いと思われますが、ことにネットに関していえば「自分を守る」ということの本当の意味を大人は子供にちゃんと教えているのか疑問です。



どんな危険がはらんでいるのかを抽象的なことではなく、症例を示して教えていくことが大切だと思います。



■tosiさん

ありがとうございます。

理解のあるお子さんで助かりました。



体験しないとわからないことがたくさんあります。

好奇心旺盛な子供たちだからこそ強く言っておかなければならないことがあります。



「子供を守る」ということの難しさを日々実感しています。



■よーこ。さん

ありがとうございます。

特にネットに関していえば

これはヤバい ここらまでなら大丈夫だろ

それを判断するにはある程度の経験と知識を要するかもですよね。

それを身近で教えてあげられる大人がいればいいですが。

ホント難しい問題です。



■ユウさん

「個人情報保護」をうたわれて動きづらくなった人たちがたくさんいると伺います。

しかし、情報提供などの調査に協力するかしないかはやっぱりその人個人の判断です。

なぜかというと、何かが起きたときにみなさんこぞって責任逃れをするからです。

誰も責任などとってくれませんから(笑)
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