昨日、緊急事態宣言解除が解除になった。今日は、通りを見ても、何となく人出や、人の動きが違っている。昼日中、人通りもまばらだったものが、そこそこの人が行き交っているし、通りすがりに目に入る人の顔もどことなく明るいように見える。鬱陶しい外出自粛から解放されたということが、見え方をも変えているのだろうか?
昼の情報番組で、新型コロナウイルス感染の抑制がうまく行ったということと、安倍内閣の支持率が低下していることを関連付けたテーマを扱っていた。他のドイツや韓国、台湾が感染者抑制に成功し、政府への支持率が上がっているのに、日本も感染者抑制に成功しているのに、支持率が急落している、これはなぜだろうというのだ。
だいたい安倍内閣は、感染抑制に明確な対策を立てて、リーダーシップを発揮したのだろうか?まあ、積極的にやったことは全国一斉休校なのだが、専門家会議のメンバーも安倍首相の突如の動きに、びっくりするようなもので、果たして適切だったのかどうだったのか、不適切だったのか、今となっては、立証しようもないという。
加えて、やることなすことにケチがついて、惨憺たるものが続いている。アベノマスクをはじめとして、定額給付金や雇用継続助成金申請手続きの不手際などが続き、黒川検事長の麻雀賭博の問題が起こったわけ、どれ一つと言って支持率を上げるようなものではなく、これでは支持率が下がる一方なのは当然のことだろう。
一番の問題は、言い出して決断するのは良いが、その後は、役人にまかせっきりで、どうやって早期に実現するのかという具体的に指示し、徹底することができていないことだ。これでは、役人や従来の慣行に従って処理するだけだから、全てが後手後手になるのは当たり前だろう。昨日の会見で、安倍総理は、この新型コロナウイルスの感染対策をしっかりやり通すことが使命だと述べていたが、まさしく、その通り、身を挺して頑張って欲しいものだ。(内心、「頑張ることなんてないよ、次の人に託した方がずっと楽だし、事はうまく運ぶと思うんですが・・・」というささやきが聞こえてきた。)