2月に、認知症の父が特養に入居できたことで、昨年の夏以来続いた我が家の移り変わりも、表面的にやっと一段落した感じです。
(実際にはまだ、手続きし終えてないことがあったりもしますが)
日記などはつけていないですが、ケータイに残る古いメールを見ると、妹とのやりとりなどから、あの頃の緊迫感が今も生々しく読みとれます。
でも、父については自分なりにやれることをやったし、もうこの辺で気持ちを別へ向けても良いのかなと思ってます。
薄情なようですが、自分がやるべき優先順位としては、もっと上のことがあるのだから。
と思ったものの…
いろいろと経験して価値観が変わったためなのか、前に関心を持っていたことに今はあまり興味が無くなってる自分に気付き、途方にくれます。
いったい本来の自分がどうだったのか、見失ってしまった感じです。
ほんの数ヶ月間、非日常的な日を送っただけなのに、まるでプチ浦島太郎。
でも、そんな感慨に浸ってる暇はありません。
母の在宅介護もありますから。
思えばこの数ヶ月間、我が家の混乱の影響を母はまともに食らったと思います。
と言うより、私自身の焦りやストレスを、何度か母にぶつけたりもしました。
私の余裕の無さが母を苦しめていました。
そんなことが察せられたのでしょう。
1か月ほど前に、母が週二回デイサービスを利用させてもらっている施設から電話がありました。
母のことはもちろん、私たち家族の精神的疲労を心配をしてくれてのことです。
さらに、母のケアマネージャーさんと地域の介護包括センターの方が家に来てくれて、「ショートステイを利用してみてはいかがですか?」と言ってくれました。
そして、いろいろ相談に乗ってくれました。
的確なアドバイスももらいました。
申し訳ない話ですが、これまで私は、ケアマネさんや包括センターの方をあまり頼ろうとしていませんでした。
所詮、身内のことは身内にしか実感できないだろう、と決めつけていたのです。
でも、それが大きな間違いだったことに気付かされました。
身内の介護というのは、イソップ童話の「北風と太陽」に喩えると、旅人のコートを強引に脱がそうとする“北風”になってしまいがちです。
でも、それは決して良いことではないですね。視野が狭くなり判断力が鈍ります。
太陽のような「穏やかさ」「暖かさ」「ゆとり」がなければ、旅人はコートを脱ごうとはしません。
冷静な時ならそれがわかるけれど、いざ何か思いがけないことがあると、身内ゆえの思いの強さで北風になってしまいます。
そんな時、太陽の役割をしてくれるのが、介護支援専門員の方たちなのだということに、今さらながら気付かせてもらいました。
相談してみると、こちらが想像するよりはるかにいろいろと心得てくれていて、ありがたいやら申し訳ないやら、頭が下がる思いです。
もっと早くからこういう方たちに相談すべきでした。
先日、母は初めて3泊4日のショートステイを経験しました。
そのお陰で、私は自分のための時間を持つことができました。
母のことが気になりながらでしたが、少しゆったりとした時間を過ごせ、リフレッシュできた気がします。
自分なりに気を付けてはいるつもりでしたが、やはりストレスはだいぶ溜まっていて、つまらないことでイライラしていたんだなあと反省しました。
今後はケアマネージャーさんと連絡を取りながら、ショートステイなどを上手に利用して、私もできるだけ太陽の気持ちで、母を介護をしたいと思ってます。
そんなこんなで、いろんな人に助けられながら、もっとも大変な時期はどうにか越えることができたのかな…と思います。
私も、頑なだった心を解き、狭くなっていた視野を広げ、新たな一歩を踏み出さねば。
以前とは少し違う価値観が、これからどんなことに関心を持っていくのかまだ分からないんですが、誰かのために、北風ではなく太陽になりたいですね。
(実際にはまだ、手続きし終えてないことがあったりもしますが)
日記などはつけていないですが、ケータイに残る古いメールを見ると、妹とのやりとりなどから、あの頃の緊迫感が今も生々しく読みとれます。
でも、父については自分なりにやれることをやったし、もうこの辺で気持ちを別へ向けても良いのかなと思ってます。
薄情なようですが、自分がやるべき優先順位としては、もっと上のことがあるのだから。
と思ったものの…
いろいろと経験して価値観が変わったためなのか、前に関心を持っていたことに今はあまり興味が無くなってる自分に気付き、途方にくれます。
いったい本来の自分がどうだったのか、見失ってしまった感じです。
ほんの数ヶ月間、非日常的な日を送っただけなのに、まるでプチ浦島太郎。
でも、そんな感慨に浸ってる暇はありません。
母の在宅介護もありますから。
思えばこの数ヶ月間、我が家の混乱の影響を母はまともに食らったと思います。
と言うより、私自身の焦りやストレスを、何度か母にぶつけたりもしました。
私の余裕の無さが母を苦しめていました。
そんなことが察せられたのでしょう。
1か月ほど前に、母が週二回デイサービスを利用させてもらっている施設から電話がありました。
母のことはもちろん、私たち家族の精神的疲労を心配をしてくれてのことです。
さらに、母のケアマネージャーさんと地域の介護包括センターの方が家に来てくれて、「ショートステイを利用してみてはいかがですか?」と言ってくれました。
そして、いろいろ相談に乗ってくれました。
的確なアドバイスももらいました。
申し訳ない話ですが、これまで私は、ケアマネさんや包括センターの方をあまり頼ろうとしていませんでした。
所詮、身内のことは身内にしか実感できないだろう、と決めつけていたのです。
でも、それが大きな間違いだったことに気付かされました。
身内の介護というのは、イソップ童話の「北風と太陽」に喩えると、旅人のコートを強引に脱がそうとする“北風”になってしまいがちです。
でも、それは決して良いことではないですね。視野が狭くなり判断力が鈍ります。
太陽のような「穏やかさ」「暖かさ」「ゆとり」がなければ、旅人はコートを脱ごうとはしません。
冷静な時ならそれがわかるけれど、いざ何か思いがけないことがあると、身内ゆえの思いの強さで北風になってしまいます。
そんな時、太陽の役割をしてくれるのが、介護支援専門員の方たちなのだということに、今さらながら気付かせてもらいました。
相談してみると、こちらが想像するよりはるかにいろいろと心得てくれていて、ありがたいやら申し訳ないやら、頭が下がる思いです。
もっと早くからこういう方たちに相談すべきでした。
先日、母は初めて3泊4日のショートステイを経験しました。
そのお陰で、私は自分のための時間を持つことができました。
母のことが気になりながらでしたが、少しゆったりとした時間を過ごせ、リフレッシュできた気がします。
自分なりに気を付けてはいるつもりでしたが、やはりストレスはだいぶ溜まっていて、つまらないことでイライラしていたんだなあと反省しました。
今後はケアマネージャーさんと連絡を取りながら、ショートステイなどを上手に利用して、私もできるだけ太陽の気持ちで、母を介護をしたいと思ってます。
そんなこんなで、いろんな人に助けられながら、もっとも大変な時期はどうにか越えることができたのかな…と思います。
私も、頑なだった心を解き、狭くなっていた視野を広げ、新たな一歩を踏み出さねば。
以前とは少し違う価値観が、これからどんなことに関心を持っていくのかまだ分からないんですが、誰かのために、北風ではなく太陽になりたいですね。
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