どんぴ帳

チョモランマな内容

続・くみたてんちゅ(その16)

2010-05-18 03:29:17 | 組立人
 お仕事は無事に終了し、北京で過ごす最後の夜となった。

 最後の夜はどうするのかと思ったが、佐野の強い希望でとある店に向かうことになった。


ホテルのエントランス
 この雪洞を見るのも明日で最後だ。

 ホテルの前でタクシー二台に分乗し、スナック『ハッピー』のママが予約をしてくれたという飲食店に向かう。


それがこの店


ガラス張りの厨房
 大勢のコックと、大勢のダックたち


スタンバっている北京ダックのみなさん
 首は無いけど、あまりに数が多いのでグロくはありません。いや、非常に旨そうです。
 佐野がスナック『ハッピー』のママに予約をしてもらったのは、そうです『北京ダック』のお店です。


人気店なのか、受付にお客が次々とやって来ます。
 案内役の店員は白のチャイナ服っぽい上着に、黒のスリットスカートにブーツという不思議な制服を着用しています。


なぜかタラバガニ?もあります。
 もうちょっと氷を足した方がイイと思いますけど…。


店内は高級っぽい内装
 白人のお客さんも居ますが、客層の半分以上は『裕福な中国人』らしい。


乾杯
 現場で働く、むさくるしい日本男児(いや、オッサンだ…)が7人、円卓を囲みます(笑)


フォアグラらしい…
 北京ダック用のアヒルの肝臓なのかどうかは不明ですが、結構大量に出てきたので、おそらくそうだろうと勝手に推測。
 味はアン肝よりも淡白だが、やや軽めの歯触りとしつこくない旨みが、とてもビールに合います。


なんか分からないけど肉
 たぶんアヒルの肉だと推測。誰かがオーダーしたらしいが、まあ口に入ればオッケーです。
 噛むと旨みが滲み出る、とっても上質なチャーシューって感じです。


エビチリ
 誰がオーダーしたのかは知らないけど、出てきたら喰らいつきます(笑)
 日本の上品な中華料理店で頂くのと大差ないお味です。


生牡蠣
 誰がオーダーしたのか知りませんが、出てきた以上は食べます(笑)
 日本の牡蠣は白っぽく、味わいに鮮烈な清涼感がありますが、この牡蠣はやや色身がピンクっぽく、クリーミーな歯触りと甘味が強いのが特徴です。

 さて、いよいよワゴンに乗った真打が登場します。


ダックちゃん登場!
 んー、マジで旨そうです。


シェフがきちんとカットしてくれます。


ついに念願の本物登場
 艶々でパリパリの皮が目の前に!
 ちなみに一羽分の皮は、上の画像の皿で三皿分になります。


スタンバイオッケー
 薄餅(薄焼きの小麦粉の皮)に薬味と一緒に載せて巻き、口中に放り込みます。
「おおお…」
 『本場北京で北京ダックを食べている!』という思い込み的調味料もプラスされ、非常に美味です。
 そもそもこのパリパリに焼かれた皮が、実に旨い。
 皆で争うように食べて行きます。


誰も手を付けなかった頭部
 よく見るとちょん切られていたはずの頭部を発見!しかも丁寧に兜割りにされた状態です。
「誰も食べないんだ…」
 中国人が食べられないものを食卓に出すとは思えません。
「ふむ、もしかして脳ミソが旨いのか?」
 頭蓋骨の中の白い部分を箸でつまみ出し、口の中へ放り込みます。
「おお!濃厚で旨いぞ!!」
 意外な発見です。北京ダックのアヒルの脳ミソは、白子のような濃厚な旨さを隠し持っていたのです。
「んー、これはこれは…」
 誰も食べないので、脳ミソは私一人で頂いてしまいました(笑)


スープ
 たぶんアヒルのスープ。非常に濃厚な味わいです。


ゆるい杏仁豆腐みたいなデザート


龍の形に盛られたフルーツ
 以上で終了。

 ちなみに北京ダックは7人で一羽でしたが、それなりに食べ応えがありました。サイドメニューをたくさん頼むと、二、三人で一羽はちょっと食べきれないかもしれません。
 お会計は確か一人120元(約1,700円)程度だったはずです。


帰る時にはさらに混雑
 ウェイティングにもお客さんが溢れていました。予約無しではちょっと難しいかもしれません。

 ここまでは私にとって、とても平和で満足な時間でした(笑)



  
 


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