甘味処『菓遊庵』
いきなり何かを感じました。感じた結果は『雑食王(その28)』で!(笑)
風情ある小路
非常に良い感じです。女性としっぽりと歩くのが良さそうですが、私はマッチョとでっぷりと歩きます(笑)
風情ある『消雪ノズル』
ブルーが良いワンポイントになっています。
『旧加賀藩士高田家跡』や 『金沢足軽資料館』を見学していると、展示物を食い入るように見ている60歳前後の男性を見かけました。
「なんかあの人、さっきからめちゃめちゃ真剣だな」
「こういう物に興味があるんじゃないの?」
マッチョが興味無さそうに答えます。
「俺の人生って、足軽みたいだったな…、とか思ってるのかな?」
マッチョがニヤリとします。
「馬鹿だなぁお前、良く見てみろよ、あの人の靴や服装、持ってる鞄とかをさぁ、どう見ても高価な物ばっかりだぞ」
「なるほど、あのオジサンは藩の重役クラスで、俺たちの方が足軽クラスか…」
「いや、お前なんか『素浪人』だろう」
「だな、間違いないな」
観光地での下衆な勘ぐりは止めましょう。
いくらこの辺りが平地とは言え、さすがに私が歩き疲れてきたので、最後に『武家屋敷跡 野村家』を見学します。
マッチョの心を誘う池の鯉
濡れ縁から撮影
金沢の庭園は、坪数の割には立体的なレイアウトをしているせいか、非常に奥行きがあるように見えます。
二階の茶室からこの庭を眺めると、何だか不思議な安らぎを感じます。
またしても発見
関守石
二階の茶室に居た女性に教えて頂きました。
丸い石に棕櫚縄(しゅろなわ)を十文字に結び、通路や飛び石などの上に置くことで、
「ここから先へは立ち入らないで下さい」
という意味を表す、茶道でのしきたりらしい。
この歳になっても知らない事がたくさんあります。
この後、野村家に隣接する『茶菓工房 たろう』でお土産を購入し、今回の旅は終了。
北陸道を走って名古屋に帰り、マッチョをホテルに放り出して帰ろうとすると、マッチョがホテルから出てきました。
「なんか滞在時間が10時間のプランだから、今チェックインすると結構早い時間にチェックアウトしなきゃいけないらしいぞ」
「そんなプランだっけ?」
携帯で確認すると、確かにそんなプランになっています。
「ハハハハ、なるほどね、道理で安いはずだな…」
仕方が無いので、マッチョを車に乗せ、名古屋の立○んぼエリア見学ツアーに行きます。
「うーん、居るには居るけど少ないねぇ」
「一時はすごかったんだけどな」
「他には居ないの?」
「あ、凄い妖怪みたいなオバサンが集まってるエリアがあるよ」
「どこだよ?」
「俺が前に居た会社の近辺」
「そういうエリアなの?」
「うん、なぜかね」
すぐに車で移動。
「居ないなぁ…」
「本当にこんな場所に居るのか?確かにラブホはあるけど、この辺は住宅街だろ?」
「ところが居るんだなぁ」
居そうな場所をウロウロとしていると、一人だけ発見することが出来ました。
「お、居たぞ!」
「どれだよ?」
「そこの左前方!」
「うわっ、お前あれは、単なる60歳過ぎのオバサンじゃんか!しかも相当キテルぞ…」
「だからさぁ、ここはそういうエリアなんだって」
「凄いな、でもあれは厳しいだろう」
「厳しかろうが何だろうが、需要があるから、供給してるんだろ」
「いやぁ、凄いなぁ…」
「もう一回見たい?」
「いや、もういいよ…」
こうして私はマッチョの○欲を減退させることに成功し、翌日マッチョは新幹線で帰って行きました。
ちなみにマッチョは毎回毎回、『大人の電話帳』を私の車に放置して行くので、いつも処分が面倒で迷惑しています(笑)