どんぴ帳

チョモランマな内容

雑食王(その9)

2009-04-30 18:46:49 | 何でも食べちゃう
 静岡県某所で『うなぎアイス』なるものを発見。

 もちろん食べます。

見た目は普通のアイス
 まず一口食べてみると、溶けおわった口の中に、ほのかに『焼いたうなぎの香り』が漂います。決して嫌な香りではなく、『香ばしい』という印象です。

 画像に写っている銀色の物は、


山椒…
「掛けてみて下さい、美味しいですよ!」
 という店のオバサンの勧めに騙されて、いや、受け入れてみます(笑)
「お、おお?おおおぉ?」
 驚いたことに、アイスと山椒の相性は非常に良好です。
 という事で、調子に乗って全部掛けちゃいます。


うなぎアイスが緑色に!
「おおっ、アゲハパワー!」
 食べてみると、山椒の香りが鼻に抜け、まるでアゲハの幼虫になった気分です。
(アゲハの幼虫は山椒の葉が好物です)

 他にも『わさびアイス』がありましたが、冷たい物に虚弱な体質なので断念しました(笑)

しし肉親父(その弐)

2009-04-29 02:48:46 | 長七郎観察日記
 我々の注文が通っているのかが不安だったが、親父はコーヒーを淹れることに全神経を集中させていた。

「えーっと、コーヒー、コーヒー…、コーヒーはいくつだったかな」
「五つよ、五つ、五人だから五つね!」
 今度はおかみさんじゃなく、熟女が代わりに答える。
「えー、コーヒーは五つ、五つと…」
 親父はコーヒーを淹れると、熟女の前に運び始める。
「えー、一つ、二つ…、これで五つ」
「おじさん?一つカップが空よ?」
「おお!忘れちまったか…」
「・・・」
 親父のあまりのナイスボケに、熟女たちも苦笑いを浮かべる。
「ほらあんた、レバー運んで!」
 気付くとおかみさんが、我々が注文した『ししのレバー焼』の調理を完了させていた。
「えっとぉ、レバーは誰だったかな…」
「・・・」
 親父は私の目の前で、皿を手にしてウロウロとしている。五分前に私と盛り上がった『しし肉談議』は一体なんだったのだろうか。
「おじさん、ここ、ここだよ」
「おお、こちらだった?」
 親父はレバーが載った白い皿を、我々の前に置く。
「ふーん、これね」
 私は一口食べてみる。
「ふんふん、なるほど」
 生レバーほどの鮮烈さは無いが、あっさりとして食べやすい。
「味付けが『焼肉のタレ』ってのがさらにな…」
 食べなれた焼肉のタレは、どんな肉でも味を均一化してしまう特徴がある。だが、別段それが嫌な訳では無い。
「なるほどね、ま、こんな感じか」
 とりあえず一皿が空になる。あとは『しし肉うどん』だが、まだ出来上がる気配は無い。

 五分後、私は親父にオーダーを催促した。
「あの、しし肉うどんは?」
「…は?」
「しし肉うどんを二つ頼みましたよね」
「しし肉うどん…?」 
 鳩が豆鉄砲を喰らうとは、親父のこういう顔のことを言うのだろうか。
「ええ…」
「食べるの?」
 親父が初めて聞いたような顔をする。
「え、ええ、そのつもりです」
「食べる?」
「ええ、二つ」
「二つ?」
「二つお願いします」
 親父は厨房のかみさんにそれを伝える。
「!?」
 おかみさんまで驚いた顔で我々を見る。
「なんでやねん…」

 果たして我々はしし肉うどんを食べられるのだろうか。
  


しし肉親父(その壱)

2009-04-28 02:09:45 | 長七郎観察日記
 以前、とある観光地の飲食店に入ったことがある。
 いかにも古びていて、床がコンクリートの昔ながらの定食屋という雰囲気の店だ。

 私が友人と店に入ると、すでに先客が五人ほど居たのだが、我々と入れ違いに全員が出て行ってしまった。
「はいはい、お茶ね、これ、お茶だから」
 見れば分かることを、店の七十代の親父がブツブツと説明してくれる。
「何にする?」
 親父が訊いて来る。
「えーと、猪のレバー焼を一つと、しし肉うどんを二つお願いします」
「何?」
「ですから、猪のレバー焼を一つと…」
「レバー焼ぃ?」
 親父は目を見開き、声のトーンを上げた。
「…ありませんか?」
 店のメニューには確かに書いてある。
「あるよぉ!」
「・・・」
 親父の対人反応速度が向上する。
「あんた、猪のレバーは食べたことはあるのかね?」
「ええ、刺身ならありますけど」
「そうかい、旨いよな、ししのレバーは」
「そうですね、美味しいですよね」
「ああ、だけどな、心臓はもっと旨いぞ!」
「ほぉ、心臓ですか」
「ああ、あれは最高だ」
「あるんですか!?」
「いや、昨日で切れた」
「・・・」
 反応速度が向上している分、余計にむかつく。
「食べるか?」
「ええ、それとしし肉うどんを二つお願いします」
「はいはい、レバーね」
「うどんも…」

 親父が厨房に入ろうとすると、五人の熟女が店内になだれ込んで来た。
「はぁ、喉が渇いたわぁ」
「何か飲み物はあるかしら?」
「コーヒーがあるみたいよ!」
「じゃあコーヒーを頂戴!」
「コーヒーを五つ下さる!?」
 そこへさらに一組の中年カップルが店内に入って来る。
「えーと、お茶は、お茶は…」
「七つよ、七つ!」
 店の親父は厨房内の、同じく七十代のおかみさんに大声で指示されている。
「一つ、二つ、三つ…、えーとお茶は五つだっけか?」
「七つよ、七つ!」
 親父は、またおかみさんに大声で指示されている。

 我々の頼んだメニューはどうなるのだろうか、私は非常に不安だった。

交換王(その13)

2009-04-27 17:39:14 | できるかな

 食洗機編はこれが最終章です。


試運転後の庫内
 水色の部分に洗剤を投入すると、『パワー除菌ミスト』が発生するらしい。


今回使用した工具類
 なんだかんだ言っても、DIYは結構工具を使います。

 さて、今回は食洗機の選定に当たって、Panasonicの『NP-P45VD3S-S』を選択しましたが、さすがに十数年前の機種と比較すると、運転音が非常に静かになっています。
 他には『NP-P45MD2S-S』も候補に上げていましたが、こちらはドアロックが自動になっているのと、運転コースに『スピーディ』があること、操作ボタンが『トップオペレーション(引き出し上面で操作可能)』なのが大きな違いです。運転コースとトップオペレーションはともかく、ドアの自動ロックが非常に気になります。

 プロユーザー向けの説明を読むと、当然ながらロック機構には『アクチュエータ』が採用されています。長期間の使用を考慮すると、このアクチュエータがいずれ故障する可能性は否定できません。しかもこの手の機器はドアロックが確認されないと、安全上の理由で運転が開始されない場合がほとんどです。つまりドアロック用のアクチュエータを修理しないと、食洗機が使用できないことになるのです(私の勝手な推測)。

 このアクチュエータ、これも私の勝手な推測ですが、修理代金は三万円前後(人件費込み)ではないかと思われ、これは後々のことを考えると決して懸命な選択とは思えません。
「ドアロックくらい自分の手でやればいいじゃないか!それにこの前まで使っていた食洗機もそうだったし…」
 ということから、今回の機種の選定になりました。

ドアロックくらい、自分の手でやります…。

 それから、今回購入した食洗機は、本来はシステムキッチンと同じ『面材(木とか、ホーローっぽいパネル)』を表面に装着して使用するのが本来のスタイルです。
 私は、今更十数年前のシステムキッチンのパネルを手に入れる気がサラサラ無いので、本体色のグレーをそのまま使用しました。買い替えの場合、こういう人も結構多いのではないかと思います。
 ちなみに、古い食洗機に付いていたパネルは、寸法が微妙に異なるために再利用できませんでした。


あと十数年、頑張ってもらう予定。

 ま、食器が洗えりゃ、色なんてどーでも良いです(笑)

 今回のコスト
  Panasonic食洗機 NP-P45VD3S-S 一台 100,790円
  HI管20A(500mm)一本 205円
  HI管20Aエルボ 一個 61円
  HI管用接着剤 一缶 399円
  ナット付ベンリーカンエルボ JT204-13 一個 838円
  コンセントボックス(ケース) 一個 394円
  絶縁型アース付きコンセント(中身) 一個 494円

  合計 103,181円

  自分でやるとメチャメチャ安いです、間違いなく。



交換王(その12)

2009-04-26 16:41:15 | できるかな

 食洗機編、第九段です。

 まずは庫内の運搬用固定シールを全て剥がします。

結構深いボディ
 ディープタイプを選んだので当然ですけど…。


試運転モード開始
 スタートボタンを押すと、約8分間の試運転を開始します。


漏水のチェック
 供給水ホースと排水ホースの各ジョイントを入念にチェックします。
 当たり前ですが、一滴の漏水も無し。


ケコミカバーを高さに合わせてカットし、取り付けます。


ボデーBを取り付けて、ついに完成!

 いやぁ、結構手間がかかりました。


交換王(その11)

2009-04-25 16:10:37 | できるかな

 さて、後付フィラーのおかげで、食洗機本体が入らないことが判明しました。


しばらく食洗機を置いて考えます(笑)
 選択肢は二つ、
 1.フィラーを付けない
 2.台枠を調整する

「どう考えても2.だろうなぁ…」
 非常に面倒ですが、フィラーの分だけ台枠を下げることにします。
 右側は床面固定金具を付けたままでも大丈夫ですが、左側はパネルの固定ビスを外します。樹脂製の脚部を回転させ、15mmだけ台枠を下げ、再度ビスで固定します。

見た目は一切変わりませんが、下がりました。
 さらに、仮付けしていた排水管をHI管用の接着剤で固定して、準備は万全です。


「そいやぁ!」って感じで押し込みます。
 台枠が樹脂製なので、意外とスルスルと入って行きます。

 今度は問題なく収まったので、電源、配管類を接続します。

床に寝転がって接続
 手前の供給水ホースに付いている白い部品は、『アクアプロテクター』という名称の漏水センサーです。
 奥の排水ホースも綺麗に収まりました。やはりエルボを追加したのは正解だった様です。

 今回私が取り付けた配管は、メーカーが推奨する配置とは大幅に異なっていますが、ほとんど何の問題も無く納まりました。つまり、
「配管なんて、まあ、なんとでもなるやんけ!」
 って感じです。
 特に排水ポンプはメーカーのプロユーザー情報によると、揚程(水を押し上げる力)が750mmあります。つまり余程奇抜な付け方さえしなければ、ほぼ問題無しと判断できます。

 次は、いよいよ試運転です。


交換王(その10)

2009-04-24 00:16:28 | できるかな

 第七弾はいよいよ据付開始です。


台枠を固定します。
 左側はキッチンのパネルにビスで、右側は壁が無いので床面に固定金物を使用して固定します。
 伸縮式の脚を微調整して、水平器でレベルを出します。
「バッチリだぜ!」
 と思ったら、手前の床面固定金具の向きが違っていたので、再度手間を掛けて修正します。

 そしていよいよ本体の設置です。

約30kgのこいつを抱えて押し込むだけです。

 その前に、

電源コード、アース線、供給水ホース、排水ホースの位置を確認。


アース線は固定、排水管のエルボは仮止めです。


押し込んでます。
 ここで、一番懸念していた排水管のポジションをチェックし、問題が無いことを確認します。しかしそれ以外に重大な問題が…。


あれれ?
「入らん…」
 本体上部に後付したフィラーが接触します。
「図面どおりにやったやんけ…」
 良く見ると、図面にはフィラーの寸法が入っていません。施工マニュアルに記載されている、高さを計算する計算式にもフィラーの値が入っていないのです。
「ガぁっでむ!」

「さてどうしたものか…」
 って感じですね。


交換王(その9)

2009-04-23 08:09:50 | できるかな

 意外と長くなってきた、食洗機第六弾です。

 さて、次はいよいよふざけた太さのアース線が付いている、憤慨するような電源です。

何度見ても馬鹿にしています…
 まずは悪戯に長いアース線を電工ペンチで切ろうと思いましたが、

切れませんがな、こんなもん!

なんやねん、この太さは…
 やむを得ず番線カッターで切断、一般家庭の工具では切断すら出来ません。
 誤解を恐れずに言えば、こういういい加減な仕事をする職人(全体の三割くらい)が居るから、ブルーカラーの人間はホワイトカラーの人間から蔑まれます。両方の仕事をしていた私だからこそ、本気でそう思います。
 もっとも、この世で一番手に負えないのは、姑息な手抜き仕事をして、言い訳だけ達人的な一部(同じく三割くらい)のホワイトカラーですけど…。


正気じゃないアース線を短く切断。
 さらに古い食洗機のアースを使って、細いアース線に変換して、圧着棒端子を付けます。


ホームセンターで購入したコンセントボックスを設置。
 石膏ボード用のアンカーを打ち、ボックスを固定、100V線とアース線を接続すれば、まともな電源が完成です。
 通常、ここまでの仕事が本業の電気屋の仕事です。

 最後にフレキ管接続時の負荷を軽減するために、水道管にエルボを接続します。

チーズに接続。
 パッキンをきちんとした位置に入れ、過剰にトルクを掛けないようにナットを締めます。

 とりあえずの下準備はこれで完了です。


交換王(その8)

2009-04-22 04:02:30 | できるかな

 食洗機編、第五弾です。

 フロントオープン型の配管類を、新しいフルオープン型(引き出し式)で使用するには、若干の変更が必要になります。
 とは言っても、既存の配管は極力触りたくありません。なぜならすでに上部にシステムキッチンが組まれていて作業がやり辛い事や、『床立ち上げ配管(床の下から配管が立ち上がっている状態)』になっているので、失敗すると(たぶんしないけど…)非常に面倒だからです。
 そこでエルボ(L字の配管部品)等の追加で凌ぐことにしました。


ホームセンター二店で購入。
 近所のホームセンターその1は、開店当時(今は知らないけど)日本一の売り場面積を誇っていたので、品揃えも豊富です。
  HI管20A(500mm)一本
  HI管20Aエルボ 一個
  HI管用接着剤 一缶

 ホームセンターその2
  ナット付ベンリーカンエルボ JT204-13 一個

 前々から思っていましたが、やはりホームセンターにはそれぞれ得意分野があります。素人がこういう部材を手に入れるには、ネットで購入するか、ホームセンターを何軒か回らなければなりません。
 プロ用の店に行くという手もありますが、素人への小売を嫌がられる場合もあります。むしろ品揃えはホームセンターの方が良い場合も多々あり、価格に至っては確実にホームセンターの方が安いです。※少量の場合

 さて、本来は食洗機の排水はそれなりに高温なので、塩ビ管はHT管(耐熱)を使用するはずですが、何故か我が家の排水管はHI管で構成されています。
「これはどういうことだ?」
 そこで私は理由を考えました。
 1.たまたまHT管が切れていた
 2.使い分けが面倒なので、最初からHI管しか使う気が無かった
 3.食洗機の排水程度の熱なら、HI管でも十分だろうと思った
 4.HT管は、HI管よりも高いので、利益を上げるために安い方を使った
 5.そもそも配管の使い分けなんて知らない

「…どれをとってもダメじゃねぇかぁあああああああ!」
 非常に不愉快です。

 実はこういう工事業者は結構います。
 皆さんの家も、目に見えない所では勝手にコストダウンをされたり、手抜きをされていることは間違いありません。
 いや、本当だって。家を建てるなら、超真面目な工務店やハウスメーカーを見つけるか、第三者を雇って施工管理をして貰うのが一番オススメです。
 ちなみに一番ダメな家が出来ちゃう条件は、
  1.工期が短い
  2.設計変更がやたらと多い
  3.出来上がるまで一度も施主が足を運ばない
 という感じでしょうか。
 参考までにハウスメーカーではA社(イヒ!の系列)が、私の周囲では一番良い評価を得ています。

 話が横道に逸れました。
 今更、エルボを一つだけHT管にしても意味は無いので、私もHI管を使用することにします。
 まずは塩ビパイプの加工からです。エルボに差し込む分のパイプをパイプ鋸で切断し、卓上グラインダーで面取り(角の尖った部分を削る)作業を行います。

グラインダーで加工中
 我が家の工事なので、もちろん真面目に面取り作業をやります。


接着!
 塩ビ管用の接着剤は、有機溶剤臭が非常に強いので、換気はきちんとしましょう。

 この接着剤を使用すると、若い頃に吸っていた人は鉄パイプを握って、ナンバープレートを外したバイクに乗りたくなるかもしれません(笑)
 


交換王(その7)

2009-04-21 04:40:57 | できるかな

 食洗機交換の第四弾です。

 いよいよ新しい食洗機の設置に入ります。

まずは工事用部品の箱を開けます。
 デカデカと『工事用』と書いてありますが、気にする必要はありません。
 今回も、
「私は工事業者、私は工事業者、私は工事業者…」
 と自己暗示を掛ければ大丈夫です。

 最初に、ネジやボルトの類はきちんと数を数えましょう。

数えて確認!
 意外と作業中に行方不明になり易いので、ネジ類は容器に入れておきましょう。

 次に台枠を組み立て、転倒防止金具を装着します。

とりあえず完成。
 非常に簡単です。何となく部材が貧弱で、ちょっと不安を感じたりもします。


そして、設置場所へ。
 ちょっと奥に入れ過ぎです。


ボデーBを取り付けて、設置場所を検討

 この台枠を固定する前に、山ほどやることがあります。