飲食・喫煙・音読不可!読めばアナタも嫌になる!
万里の長城コースターは、意外にもアメリカ人に一番反応が良かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/34/b6fa4bc0b0fcaceabbaf5b539c7a3f0e.jpg)
車輌基地
降車場の脇には、大量のコースターの車輌が置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/46/e4e25dbef0b5e7ee191e6f3d4396d708.jpg)
陳列状態
とにかく大量の車輌があります。
ブレーキのゴムの臭いが誘ったのか、ここで私は急激にトイレに行きたくなりました。
「ま、『熊楽園』って施設なんだから、トイレくらいはすぐにあるだろう」
と私は楽観視して、慌てずに土産物屋のオバサンに英語で問いかけます。
「トイレはどこですか?」
「下だよ」
愛想はありませんが、とりあえずは答えてくれます。
「下ってどこだ?」
左右の土産物屋を確認しながら歩きますが、トイレは見当たりません。
「ん?あれか?」
左斜め前方に、簡易トイレらしき白い箱が見えています。私はやや早足でそのトイレらしき箱に近づきます。
「…『不能使用』、使えないってことか?」
いくら中国語でも、さすがにこの貼り紙の意味は理解できます。私の中に若干の焦りが生まれます。
「いかん、こんな異国の地で漏らすわけにはいかん、大を…」
日本男児として、それは許されない行為です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e8/6667862091dd385f1adadfecf9e6d08f.jpg)
やたらと長いキュウリ?を食べているカップル
トイレ探しに奔走する私の横を、美味しそうに食べながら歩いて行きます。
「トイレはどこにありますか?」
今度は別の土産物屋の男性に質問します。
「下だよ、向こうだ!」
彼は下の方向を指差します。
「…どういう意味だ?つまりあの使えないトイレじゃ無くて、他にトイレがあるのか?」
迷っている暇はありません。私は下り坂になっている『熊楽園』の中を、ズンズンと歩いて行きます。
「お、あれか?」
一瞬、コンクリート製の建物に走り寄りそうになりますが、それは単なる熊の檻です。
「本当かよ?このままじゃ出口なんじゃねぇのか?」
すでに熊楽園の出口ゲートが見えています。
「もしも上にトイレがあるとしたら、マジでヤバいぞ」
すでに中国に来てから一週間以上が経過し、私の下痢は達人の域に達しています。
「このままじゃ俺は…」
嫌なイメージが頭を過ります。
その時でした、
「おおっ、トイレじゃん!」
ふと視線を左に移すと、そこには綺麗そうなトイレがあります。
「ヤッタぁー!」
私は『HEROES』の『ヒロ・ナカムラ』のように叫びそうになりましたが、とにかく腸に振動を与えないように、なるべく早足で歩きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/50/bfa0259ecc2642db6ed9bc60de81f466.jpg)
トイレだっ!
立派なトイレです。しかも小さい電光掲示板まで装備されています。
「ん、有料?五角(約75円)か、もちろん払うよ」
むしろ有料トイレの方がありがたいです。きっと綺麗に違いないから…。
幸いにもティッシュペーパーは新品を持っているので、紙の心配も要りません。
私は逸る肛門に自制を促し、そそくさとトイレに入りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b2/622673e71006d6a40ceb5fbc703cddb9.jpg)
あ、あれ?
何かが足りない気がします。
「…あれ?お?いや、あれ?」
壁はあります、隣との仕切り壁は…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f8/794079845be1ac32984d739dba04d95d.jpg)
蝶番もある…
だが何度見ても、肝心の板が無い。
「おいっ、ドアは!扉はどこに行った!?」
ふと左端の開放的な個室を見ると、オジサンがお尻をこちらに向けて踏ん張っています。
「マジかよ、これが噂の『ニーハオトイレ(厳密には横の壁も低く、しゃがんだ状態で会話が出来るようなトイレを意味する)』かよぉ!!!」
だが私には躊躇っている暇は無い。すでに私の肛門波動砲には、エネルギーが120パーセントまで充填されている。迷っている暇は無いのだ。
「くっそー、もうこなったらヤケクソじゃぁあああ!」
私はズボンを下ろすと、日本男児として潔く便器の上にしゃがんだのだった…。
十分後、私がトイレの外に出ると、タイミングよく携帯電話が鳴った。
「もしもし」
「おお、キーちゃん、どこにおる?」
佐野からだ。
「今、出口手前のトイレから出たところです」
「あ、トイレに行ってたんだ」
「ええ、素敵なトイレでしたよ」
「何だ、ニーハオトイレか?」
「ええ、まさか体験できるとは思ってませんでしたよ」
「わははははは!とりあえずそこで待っててくれる?すぐに行くから」
「はい…」
私の前では、海外からの観光客が、次々とこの有料トイレに吸い込まれて行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/29/9b88caa33216b40c65658e93ab0a2bb9.jpg)
大盛況!ニーハオトイレで外貨獲得!
正直、世界遺産のお膝元で、このようなトイレはいかがな物かと思います。
観光客を通じて世界中に、
「中国のトイレ事情は、世界から大きく遅れております!」
と宣言しているような物です。
当局の方、是非とも『扉』を復旧して下さい(笑)
万里の長城コースターは、意外にもアメリカ人に一番反応が良かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/34/b6fa4bc0b0fcaceabbaf5b539c7a3f0e.jpg)
車輌基地
降車場の脇には、大量のコースターの車輌が置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/46/e4e25dbef0b5e7ee191e6f3d4396d708.jpg)
陳列状態
とにかく大量の車輌があります。
ブレーキのゴムの臭いが誘ったのか、ここで私は急激にトイレに行きたくなりました。
「ま、『熊楽園』って施設なんだから、トイレくらいはすぐにあるだろう」
と私は楽観視して、慌てずに土産物屋のオバサンに英語で問いかけます。
「トイレはどこですか?」
「下だよ」
愛想はありませんが、とりあえずは答えてくれます。
「下ってどこだ?」
左右の土産物屋を確認しながら歩きますが、トイレは見当たりません。
「ん?あれか?」
左斜め前方に、簡易トイレらしき白い箱が見えています。私はやや早足でそのトイレらしき箱に近づきます。
「…『不能使用』、使えないってことか?」
いくら中国語でも、さすがにこの貼り紙の意味は理解できます。私の中に若干の焦りが生まれます。
「いかん、こんな異国の地で漏らすわけにはいかん、大を…」
日本男児として、それは許されない行為です。
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やたらと長いキュウリ?を食べているカップル
トイレ探しに奔走する私の横を、美味しそうに食べながら歩いて行きます。
「トイレはどこにありますか?」
今度は別の土産物屋の男性に質問します。
「下だよ、向こうだ!」
彼は下の方向を指差します。
「…どういう意味だ?つまりあの使えないトイレじゃ無くて、他にトイレがあるのか?」
迷っている暇はありません。私は下り坂になっている『熊楽園』の中を、ズンズンと歩いて行きます。
「お、あれか?」
一瞬、コンクリート製の建物に走り寄りそうになりますが、それは単なる熊の檻です。
「本当かよ?このままじゃ出口なんじゃねぇのか?」
すでに熊楽園の出口ゲートが見えています。
「もしも上にトイレがあるとしたら、マジでヤバいぞ」
すでに中国に来てから一週間以上が経過し、私の下痢は達人の域に達しています。
「このままじゃ俺は…」
嫌なイメージが頭を過ります。
その時でした、
「おおっ、トイレじゃん!」
ふと視線を左に移すと、そこには綺麗そうなトイレがあります。
「ヤッタぁー!」
私は『HEROES』の『ヒロ・ナカムラ』のように叫びそうになりましたが、とにかく腸に振動を与えないように、なるべく早足で歩きます。
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トイレだっ!
立派なトイレです。しかも小さい電光掲示板まで装備されています。
「ん、有料?五角(約75円)か、もちろん払うよ」
むしろ有料トイレの方がありがたいです。きっと綺麗に違いないから…。
幸いにもティッシュペーパーは新品を持っているので、紙の心配も要りません。
私は逸る肛門に自制を促し、そそくさとトイレに入りました。
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あ、あれ?
何かが足りない気がします。
「…あれ?お?いや、あれ?」
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だが私には躊躇っている暇は無い。すでに私の肛門波動砲には、エネルギーが120パーセントまで充填されている。迷っている暇は無いのだ。
「くっそー、もうこなったらヤケクソじゃぁあああ!」
私はズボンを下ろすと、日本男児として潔く便器の上にしゃがんだのだった…。
十分後、私がトイレの外に出ると、タイミングよく携帯電話が鳴った。
「もしもし」
「おお、キーちゃん、どこにおる?」
佐野からだ。
「今、出口手前のトイレから出たところです」
「あ、トイレに行ってたんだ」
「ええ、素敵なトイレでしたよ」
「何だ、ニーハオトイレか?」
「ええ、まさか体験できるとは思ってませんでしたよ」
「わははははは!とりあえずそこで待っててくれる?すぐに行くから」
「はい…」
私の前では、海外からの観光客が、次々とこの有料トイレに吸い込まれて行きます。
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大盛況!ニーハオトイレで外貨獲得!
正直、世界遺産のお膝元で、このようなトイレはいかがな物かと思います。
観光客を通じて世界中に、
「中国のトイレ事情は、世界から大きく遅れております!」
と宣言しているような物です。
当局の方、是非とも『扉』を復旧して下さい(笑)