水処理ユニット『WRS-1440』
後藤は寒い中、一日中、黙々と作業をしてくれます。
バキューム装置からの排水
我々は、「嘔吐するバキュームフェラ子ちゃん」と呼んでいます。
やさしい後藤によるフェラ子ちゃんへの介助(笑)
手前の水色の樹脂製柄杓は、後藤の大切(?)な仕事道具。
このドドメ色の汚水を、
反応槽で中和しつつPAC(ポリ塩化アルミニウム)を投入
左側の透明な樹脂パイプの中に、pH電極(酸性・アルカリ性を計測)があります。
凝集槽で攪拌しながらポリマー(高分子凝集剤)を投入
ドドメ色の粒子が、目に見える大きさになります。
そして沈殿槽で沈殿
越流した上澄みは、油分除去フィルターを通し、砂ろ過・活性炭吸着塔を通過すると…
透明で、下水道の放流基準を満たした『ろ過水』の完成
このお水は、ノッチタンクに送られ、再び剥離作業に使われます。
東正産業の新谷によると、
「飲めますよ」
とのことだが、TDS(総溶解性蒸発残留物)が上水道の基準を満たしていないのと、精神的な嫌悪感の問題で、喉が渇いても飲めませんでした。
さて、凝集沈殿されたドドメ色ご一行様は、汚泥引き抜きポンプと汚泥打ち込みポンプを経由して、以下の機械に案内されます。
フィルタープレス(脱水機)
日本酒を絞るのにも使われています。いつかこの機械で日本酒を絞って呑みたいと思います。(1ミリも思いません)
フィルターを開板
中には、汚泥ケーキが出来上がっています。
そして似ています、ヤ○ザキパンの『ラ○チパック』に!
樹脂製のヘラを使い、汚泥ケーキを剥落させます。
ケーキがしっかりと出来ていると、一枚の板になって落下します。
全13枚のフィルターを開板
汚泥貯留槽
名前は立派だが、単なる鉄製の箱。キャスターが付いていて引きずり出せます。
フィルターを全て開くと、この位の汚泥が出て来ます。
最終的な産業廃棄物は、
この塗膜片と、
汚泥ケーキのみです。
結果的には、2,000m2の塗装を剥がしても、産業廃棄物はこの程度。
これがウォータージェット工法の最大のメリットです。
最新の画像[もっと見る]
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- 新・くみたてんちゅ(アメリカ編1) 7年前
- バリウム検査とイカ墨パスタ(後編) 12年前
- バリウム検査とイカ墨パスタ(後編) 12年前
私は個人的には、ピンク色が好きです。
え?黒いの?それはそれで黒ビールの様な苦味があって、味わい深いんじゃないでしょうか…。