どんぴ帳

チョモランマな内容

続・くみたてんちゅ(その6)

2010-04-02 02:55:04 | 組立人

 中国では車だけではなく、人間も道路を我が物顔で使用しています。


驚異!『中華式歩行術(勝手に銘々)』の使い手
 ここはスクランブル交差点ではありませんが、犬を連れたオジサンが道路の真ん中を信号に関係なく進行して行きます。


こちらは『中華式歩行術』VS『中華式運転術』
 横断歩道上も油断は出来ません。油断をしていると右から来る左折車輌に轢かれます…。


こちらは『中華式饅頭』
 別名『肉まん(笑)』です。セブンイレブンで購入、味は日本の物と大差ありません。


興味本位で購入
 『中華式ベビースターラーメン』?


中身
 見た目はベビースターと同じですが、味はやや薄いです。パンチの無いべビースターラーメンとでも言いましょうか…。

 今日も夕食は日本人が集まって行くことになりました。
「たまには個人的に行きたいなぁ…」
 などと自分では思いましたが、私も和を重んじる生粋の日本人なので、大人しく従うことにします。


今夜は『火鍋』の店へ
 ホテル直近のセブンイレブンの並びにあります。

 この日は六人で行ったのだが、なぜか二階に案内されます。
「おいおい、二階はいいけど、なんで二階は店員が全員男なんだ?」
「一階の方がイイよねぇ…」
 一階はスリットスカートの女性店員が大勢居るのに、二階は黒い制服の男性店員が5、6人で接客するみたいです。
「む、むさ苦しい…」
 仕方がありません。


またしても『燕京(ヤンジン)ビール』で乾杯
 今回のツケダレは練り胡麻をチョイス、でもネギとパクチーの薬味は一緒です。


火鍋登場
 もちろん赤色は辛いスープ、白色は辛くないスープです。


具材投入
 さすがに佐野、新垣、私はこの二色鍋に慣れて来て、新鮮味はありません。
「どんなスープなの?」
 赤城がいきなり鍋の赤いスープに指をつっこみ、そして舐めます。
「お、辛ぇ!」
 私は内心、
「指を入れるな、指を!」
 と思いましたが、黙っています。
「どれどれこっちは?」
 赤城は、今度は白いスープに指を突っ込みます。
「なるほど…」
 私は内心、
「なるほどじゃないでしょ…」
 と思いますが、これも黙っています。

 赤城は『はくりんちゅ』に登場した『小磯』に非常に似ており、顔、体形、仕草、言動、癖、どれをとってもまるで小磯の親族みたいです。気持ち悪いほど類似点が多く、私は真剣に、
「きっと小磯の遠縁に違いない」
 と勝手に思っています。


まずはエビから
 胡麻油ダレよりも、練り胡麻ダレの方が食べやすいことが判明、胃腸にもやさしいみたいです。

 食べ進むと、赤城がおしぼりで顔の汗を拭い始め、続いて上着を脱いでTシャツ姿になります。
「いやぁ、熱いね!」
 そう言いながら、赤城は何度も髪の毛を両手でしっかりと掻き上げます。どうやらそれは彼の癖らしい。
「お、じゃあシイタケも入れちゃいますか!」
 赤城はこの場でこそやや控えめだが、どうやら『鍋奉行』タイプらしく、率先して鍋を進めようとします。
「うぉ、コイツ素手で…」
 汗をダクダクと掻いている頭を何度も掻き上げていた素手を使用して、赤城はシイタケを鍋に投入し始めた。
「うーむ…」
 だんだん食欲が無くなってくる。
「キーちゃん、あんまり箸が進んでないんじゃない?」
 佐野が心配して声を掛けてくれるが、
「い、いや、食べてますよ」
 とだけ答える。
「この青菜も入れますね!」
 またしても赤城が頭を掻き上げた直後の両手で、青菜を丁寧に千切りながら鍋に投入している。
「・・・・・」
 なんだかお腹がいっぱいな気分だ。食事前に肉まんとベビースターを食べたせいもあるが、それ以上に食欲がすっかり減退してしまっている…。
 おまけに異常に暑がっている日本人たちを見て気を利かした店員が、こともあろうに至近距離にある業務用エアコンの冷房を全開にしてくれたので、だんだん体が冷えて寒くなって来ていた。
「早くホテルに帰りたい…」

 体調のせいもあるのだろうが、恐ろしく覇気の無い自分がそこに居ることが分かっていた。



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