ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
みなさんのコメントをお待ちしています。

透明性が低い日本

2007-07-25 | Weblog
ドイツのある会社が世界の国々をある調査項目で評価したようだ。行政のデスクロージャや手続きのわかり易さなど項目に絞って調査しランキングを発表していた。
このランキングでは先進国の中で日本は24位、不透明さが指摘されていた。
社保庁の年金の不透明さや国会議員の政治資金の使用の不透明さなどを見るとさもありなんとの感を深くする。こんなことで国際社会の一員となれるであろうか?
国鉄の民営化が行政改革の成功例として喧伝されているが実際は地方の赤字路線の切捨てによる収益の確保である。地方はこれによって足の確保が出来なくなり、ますます不便になり地方が衰退している。格差社会を国が作っている事実をしっかり把握し国民の一票を行使するしかない。
おかしげな国になっている。これに気づいて欲しいものだ。
窓の外からニイ二イゼミ、日暮ゼミ、ミンミンゼミの鳴き声が聞えてくる。セミは出てくる順番が決まっていたが自然も狂ってきているようだ!都会の自然は壊れてきている。もう人間が住む場所でない。大地震発生の予兆を感じる。

イラク国民の悲劇

2007-07-25 | Weblog
アメリカのイラク進攻以来、今ではイラク国内はシーア派とスンニ派の勢力争いで内戦状態になっている。
この争いに巻き込まれた国民は周辺国に220万人も難民として流出している。
特に隣のシリアには120万人も流出し、シリア国内にリトル・バグダットと呼ばれる難民が住んでいる町が形成されているようだ。仕事もなく食べるのが精一杯、犠牲になっているのは女性と子供と宗派対立による迫害を受けている家族である。
日本もアメリカの要請でイラク復興の名目で自衛隊がインフラ整備に出かけたがその効果はあまりない。アメリカと同盟国はベトナム戦争のような泥沼にはまったようだ。出口の見えない戦争である。誰が敵なのか解らなくなっているようだ。
バグダットの町を破壊尽くし、テロを一掃しようとしたがこの戦争は間違いであろう。フセィンの独裁国家テロ集団を生み出しているとして戦争を開始したがブッシュの見立てが違っていた。本当は石油エネルギーの確保であった。
昔のイラクは千夜一夜の物語に出てくるような豊かな国であった。
いまや見る影もない。内戦で国民の殺し合い。何処でどうボタンの掛け違いが始まったのだろうか?シーア派は国民の6割、スンニ派は4割、フセィン時代はスンニ派が優遇されていてシーア派は虐げられていたことも内戦に拍車を掛けているようだ。中東は宗教のモザイク、周辺国はドミノ現象を憂慮している。
アメリカは世界の警察官のごとき振舞って世界に問題を惹起している。
日本もそうだがアメリカ国民はイラク国民の悲惨さを知っているだろうか。遠く離れた中東の紛争は日本国民にとってよそ事に感じているのではなかろうか。
平和ボケの国民に知る由もない。中東にエネルギーを依存して今の繁栄があることさえ忘れている。
イラク国民の悲劇的な生活を見て私の心は痛みで涙がこぼれる。
イラク国民の実態を日本のマスメディアはもっと伝えるべきと思う。これが戦争への抑止力に繋がると思う。民間テレビは朝から夜中まで馬鹿番組の垂れ流しで若者の脳みそを白痴化している。