ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

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マスコミは死んだのか?

2007-07-22 | Weblog
全国紙を見ると各社の報道記事は同じである。なにか戦時中に大本営発表の記事を国民に報道し、負け戦にもかかわらずあたかも日本は勝利しているのごとき、情報操作し国民を欺いた。
この問題は、取材対象に取り入りゴマをすってネタを貰っているからであろう。
国の省庁や県庁には報道機関の記者クラブが設置されている。覗いて見るとここに出入りできるのは特権のように振舞っている。この記者クラブに加入するためにはクラブのメンバーの許可が必要なようだ。中央の記者クラブは大手の報道各社で占められ新規加入はほぼ不可能である。楽をしてネタ集め、だから同じような記事になる。記者クラブでは情報提供者に批判的な記事を書くと除名処分を受けるようだ。事件が発生すると一斉に報道するがなければ何もしない。マスコミは権力者に対して疑念を持ち暴走を止める重要な役割を担っているはずである。
今国会でも多くの法案を成立させたと与党は自慢しているが法律の中身が国民にはさっぱり解らない。少なくとも途中の原案の良し悪しを成立する前に途中報道すべきである。成立して施行されたら増税だったと言う結果が多い。弱者切捨ての法案の多いことに怒りさえ感じる。記者クラブは各社が結束しないと情報が取れないと言う場合の団結と連帯の場として設けられたと思う。ところが現在は権力機関の情報操作の場になり、各社が一斉に横に並んで権力のスピーカーになっているように感じてならない。真さに大本営発表の提灯記事ごとき過去の反省の欠片もない。