ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
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夢がある人の目は輝いている

2007-02-01 | Weblog
タイに仕事で行ったとき、アユタヤと言う古都を訪問した。

この町には古いお寺の遺跡があり、今は公園となっていた。古(いにしえ)には日

本人も多く住んでいたようだ。

歴史の紐を解くと日本とタイ(昔はシャムやビルマと呼ばれていた)との人と文化の交流が

あって興味深い所である。

町を散策しお寺の遺跡に行ったら若い男女の集団がピクニックに来ていた。

私が「サワディーカップ」と挨拶したら不思議そうな顔をしていたが、我々は日本

人だと解ると興味を持っている。

お寺の遺跡の芝生でおやつの時間、皆んな集まって持ち寄った菓子や飲み物を食べ

ていた。

その中に私は突入した。この男女は専門学校の友達らしい。18歳と言っていた。

日本から来たと話をしたら全員我々の方をみて質問の嵐、日本に憧れているよう

だ。その中の男性一人に将来何をしたいのか訊ねたら日本に行ってコンピュータの

技術者になりたいと夢を語っていた。この会話に全員注目し、目が輝いている。

目を丸くしキラキラ光るような眼差し、同じ年頃の日本人の若者がどこかに忘れて

きたような輝きが感じられた。

この目の輝きは「若者の夢」が放っているに違いない。と確信した。

学校に行けるだけ彼らは恵まれた家庭に育っているだろうがタイの多くの人々は経

済的貧しい生活を余儀なくされている。

彼らは自宅で母に作って貰ったと言う菓子や飲み物を我々に勧めてくれた。私は遠

慮なく頂いた。甘くて美味しい菓子、彼らの母親が見えてくるような感じがした。

「微笑みの国」タイの若者と話をして心の垢が洗い流されるような気分を味わっ

た。「夢のある人には希望がある。希望のある人の目は輝いている。」と一言。

タイは経済的に貧しいようだが心が豊かな国である。

欄の花が雑草のように咲いていた。将来、ラオス、ベトナムなどアジアの人々の住

む国を訪問し、この国に住む人々から色々なことを学びたい。

「ビルマの竪琴」小説と映画「水島~一緒に日本に帰ろう~~~」の戦友の呼びか

け、坊さんに身をやつした水島一等兵にはこの地でなくなった戦友の魂を生涯をか

けて弔うことを誓ったに違いない。現地を訪問し、小説や映画の背景がわかったよ

うな気がする。                            合掌