■出演
畑中智行 / 西川浩幸 / 坂口理恵 / 岡田さつき / 大内厚雄 /
筒井俊作 / 實川貴美子 / 渡邊安理 / 多田直人 / 稲野杏那 /
林貴子 / 森めぐみ / 小笠原利弥
------ストーリー----------------------------------------------------------
1970年、ダニエル・デイビスは失意のどん底にいた。大学で機械工学を学んだダニエルは、親友と二人で会社を設立。ハイヤード・ガールと名付けたロボットの開発に成功した。が、婚約中の恋人と親友が仕組んだ罠に嵌められ、会社とロボットを奪われたのだ。ダニエルに残されたのは、飼い猫のピートだけ……。彼は裏切り者二人への復讐を誓うが、逆に捕らわれの身となり、コールドスリープの冷凍場に送られてしまう。そして、長い眠りから覚めた時、そこは30年後の、2000年だった!会社は?ロボットは?そして、愛猫ピートは?すべてを失ったダニエルは、起死回生の一手を打つ!
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SFの超名作『夏への扉』
とってもお芝居向きなストーリーのようでもありますが・・・なんと、舞台化は世界初とのこと。その世界初舞台の初日を観てきました~
注意
明日観に行く予定のMちゃんネタバレあるから、観てから読んでね・・・
これだけ有名な作品でありながら、今まで舞台化できなかった大きな理由は・・・
たぶん、猫のピート・・・
ポイントポイントで大きな存在感を示す猫のピート。彼なしではこの物語は成立しない。映画だったらどうにかなるかもしれないけれど、舞台上で猫ちゃんが思い通りの動きをしてくれるはずはなく、リアルサイズの猫では客席に伝わらない・・・
その困難な問題、キャラメルボックスはどうするのかなと思っていたら・・・・
やってくれました
かぶりもの猫でなく。小柄な役者さんのかわいい猫でもなく。
意表をついた特大サイズのピート
鞄から出たり入ったり、大暴れをしたり、時には狂言回しとして大活躍
タイムマシーンのシーンなどはさすが「日本で一番タイムマシーンを使う劇団」
タイムスリップ後、原作ではダニエルはヌーディストクラブの敷地内に到着するのですが・・・舞台ではどうなるのかなと思っていたら・・・「ジュードークラブ」・・・うーんそうきたかぁ~って感じですね。
キャラメルボックスらしい演出、緩急メリハリのある舞台で良かったです
ただ、やっぱり2時間の舞台にするには原作が長くて複雑だったのかな・・・という印象も。原作を読まずに舞台を観た方は、全部理解できたのかなと心配になってみたり。