競馬ではステップレースと言う言葉がある。
オール埼玉コンテスト430MHz部門は、毎年、上位入賞メンバーの顔ぶれを見ると2月の「関東UHFコンテスト」の前哨戦の色合いが濃いと勝手に思っている。
まさに「オール埼玉コンテスト」は「関東UHFコンテスト」のステップレースなのだ。
そんな訳で、今回もQRP5W運用でハイパワー局と互角に戦うことを目指して、埼玉へ乗り込むことにした。
[現地入り]
現地までは、電車を使った。19時に川越で電車を降りてレンタカーへ乗り換える。
勿論機材は、ザックで運んだ。冬の大会なので防寒用品でザックは満杯だ。
すでに、あたりは暗く行き先はナビだけが頼りだった。
地理に不案内な為に、途中からナビでなくて案内板に従って、吾野付近から高山不動へ向かう道に入り込んでしまった。結果、車幅しかない険しい真っ暗な急傾斜な林道?を登ることになってしまった。
「対向車が来たら・・アウトだ。」そして暗闇の恐怖にさらされた。
どうにか無事に到着し、車中泊。
[コンテスト棄権の危機に直面]
朝起きると前泊した場所は、実は目的地でないことに気づく。慌てて更に峠道を登る。
この一帯の林道は、流石に無線のメッカ。主だった場所には、同業者がポールを立てて準備をしている。
本当は、挨拶をしたかったけれど、そんな余裕がない。目的地に着いたのは、あたりが明るくなった7時半。
車が3台も駐車している。すでにアンテナらしきものが上がっていて、間に合わなかったと観念した。
が、諦めずに堂平の西にある丸山へ向かった。しかし、途中から道路が凍結しており、前進できず。
仕方なく目的地を顔振峠へ再変更して参加するかと、再びUターンする。この時点で定刻での参加は諦めていた。
しかし、運には恵まれた。最初の目的地にいた同業者が車がいなくなっていたのだ。
時間は、8時30分少し前。急いで目的地へ駆け登った。
冬の山道は滑りやすいので、お気をつけて。
こんな恐怖は、味わいたくなかったです。
春には仲間との島移動が待っています。十分気をつけて、しばらく山旅を続けます。